ジャック・クレイトン (Jack Clayton, 1921年 3月1日 - 1995年 2月25日 )は、イギリスの映画監督 [ 1] 。
略歴
1921年、イングランド 南東部のブライトン に生まれる[ 2] 。1935年、アレクサンダー・コルダ が創建した映画スタジオロンドン・フィルム に入り、助監督 や編集 をつとめる[ 3] 。1940年からイギリス空軍 の映画班に従軍して編集や監督をつとめ、第二次世界大戦 終結後に退役[ 3] 。
1949年の映画『スペードの女王』や1952年の映画『赤い風車 』などの製作補をつとめたのち、1956年に短編映画 『外套』で監督デビューする。初めて長編映画の監督をつとめた1959年の映画『年上の女 』は高く評価され[ 2] 、英国アカデミー作品賞 (総合作品賞と英国作品賞の2部門)を受賞、アメリカ合衆国のアカデミー作品賞 にノミネートされたほか、出演したシモーヌ・シニョレ が英国アカデミー賞主演女優賞 (最優秀外国女優賞)、アカデミー主演女優賞 、カンヌ国際映画祭女優賞 を受賞した。
フィルモグラフィ
『スペードの女王』 - The Queen of Spades (1949年、製作補)
『赤い風車 』 - Moulin Rouge (1952年、製作補)
『外套』 - The Bespoke Overcoat (1956年、監督)
『年上の女 』 - Room at the Top (1959年、監督、英国アカデミー作品賞 受賞)
『回転 』 - The Innocents (1961年、監督)
『女が愛情に渇くとき』 - The Pumpkin Eater (1964年、監督)
『華麗なるギャツビー 』 - The Great Gatsby (1974年、監督)
『何かが道をやってくる』 - Something Wicked This Way Comes (1983年、監督)
脚注
^ “Jack Clayton Film Director, Is Dead at 73” , The New York Times , (1995-03-01), オリジナル の2014年8月17日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20140817024609/http://www.nytimes.com/1995/03/01/obituaries/jack-clayton-film-director-is-dead-at-73.html 2014年8月17日 閲覧。
^ a b 北島昭弘 著「ジャック・クレイトン」、黒井和男 編『外国映画監督・スタッフ全集』キネマ旬報社 、1989年、57頁。ISBN 4-87376-035-6 。
^ a b Hillstrom, Laurie Collier, ed. (1997), “CLAYTON, Jack”, International Dictionary of Film and Filmmakers , 2. Directors (3rd ed.), St. James Press, p. 169, ISBN 1-55862-301-9
外部リンク