ジフルベンズロン
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識別情報
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CAS登録番号
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35367-38-5
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PubChem
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37123
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c2cc(Cl)ccc2NC(=O)NC(=O)c1c(F)cccc1F
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InChI=1/C14H9ClF2N2O2/c15-8-4-6-9(7-5-8)18-14(21)
19-13(20)12-10(16)2-1-3-11(12)17/h1-7H,(H2,18,19,20,21)/f/h18-19H
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特性
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化学式
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C14H9ClF2N2O2
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モル質量
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310.6835754 g/mol
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融点
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239 ℃
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水への溶解度
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0.08 mg/L
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危険性
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半数致死量 LD50
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13.5 g/kg (経口、マウス) [1]
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特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。
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ジフルベンズロン(diflubenzuron)とは、有機化合物の一種。接触性殺虫剤として利用されている。
変態の脱皮阻害効果による昆虫成長制御剤であり、即効性は無いが、幼虫全令期に適する。カ・ハエの幼虫に卓効し、有機リン系殺虫剤に耐性がある昆虫にも有効である。人畜・鳥・魚に対して安全性が高い一方、エビ・カニなどの甲殻類の脱皮にまで影響を及ぼす。商品名「デミリン」の名で知られ、25%水和剤として売られている[2]。日本では『兼商デミリン水和剤』が、1987年に農薬登録されている[3]。
急性毒性は弱く、ヒトの目に入らなければ刺激性も無く、ラットでの発癌性、催奇性も確認されていない[3]。
注釈、出典
- ^ 三共デミリン水和剤25%(PDF)
- ^ 日本防疫殺虫剤協会 薬剤の知識
- ^ a b アグロ・カネショウ株式会社開発部 『日本農薬学会誌』 ジフルベンズロンの毒性試験の概要、Vol.17, No.2(19920520)、pp.S159-S164