ジェール - ツェルデメルク線
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路線番号 | 10 |
路線総延長 | 72 km |
軌間 | 1435 mm |
最高速度 | 100 km/h |
停車場・施設・接続路線
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ジェール - ツェルデメルク線(ハンガリー語: Győr–Celldömölk-vasútvonal)は、ハンガリー国鉄の鉄道線の名称である。路線番号は10。
歴史
1867年3月に通信相ミコー伯爵 (Mikó Imre, 1805~1876) がハンガリー鉄道網構築を起案した際に、ジェール - グラーツ区間も25本の路線に含まれた[1]。1869年5月20日の法律によりハンガリー西部鉄道(Magyar Nyugati Vasút, MNyV)の両国間連結が保証された[2]。1871年10月1日にジェール - ソンバトヘイ間はツェルドェモェルクの中間地点で開通された[3]。
1888年に両政府はハンガリー西部鉄道の国有化に協定を結んだ。1889年1月1日付にこの路線は他のハンガリー区間と共にハンガリー国鉄により引き受けられた[4]。
快速「インターレギオ(IR)」
- ヘリコン号: ジェール - ツェルデメルク - カポシュヴァール
- 2時間に1本の運行。ツェルデメルク以南は20号線に乗り入れる。
- 過去の運行形態
- 2018年春以前は、一日4往復の運行で、列車種別が設定していなかった。ジャールヴァーロシュは通過していた。20号線へは、ソンバトヘイ方面に直通していた。
- 2018年末、特急の休止に伴って一日5往復に増発された。
- 2019年末に一日7往復に増発され、2時間に1本の運行となった。また、列車種別がインターレギオ(IR)になり、停車駅にジャールヴァーロシュが追加された。また20号線の直通先も、ソンバトヘイ方面からバラトン湖方面に変更となった。
- ラーバ号: ソンバトヘイ → ツェルデメルク → ジェール → ブダペスト 【休日運行】
- 休日のみ、一日片道1本のみの運行。メゼーラクに停車する一方、ジャールヴァーロシュを通過する。ツェルデメルク以西は20号線から、ジェール以東は1号線に乗り入れる。
- 過去の運行形態
- 2018年春以前は、特急として運行しており、また夏季はブダペストに直通していなかった。メゼーラクは通過していた。
- 2018年末、特急から普通列車に種別変更となった。停車駅は同じ。
- 2019年末、停車駅にメゼーラクが追加された。
- 2022年度に、快速に種別変更された。
特急(Ex)
- タヌーヘジ号: ジェール - ツェルデメルク - ケストヘイ 【夏季運行】
- 夏季限定で、一日1往復の運行。ツェルデメルク以南は25号線に直通する。休止中の駅を除き各駅に停車する。
- 過去の運行形態
- 2017年以前は、通常の特急として運行していた。ジェールサバドヘジ、ジェメレ・テート、パーパにのみ停車し、ツェルデメルク駅を経由せず短絡線から25号線に直通していた。
- 2018,19年度に特別快速「エクスプレス(Ex)」として運行していた。
- 2020年度より休止。
- 2023年度より、区間特急(S)の種別で運行を再開したが、休止中の駅を除き各駅停車となった。
- 2024年度より、特急(Ex)に種別変更となった。
普通
- ジェール - ツェルデメルク
- 2時間に1本の運行。休止中の駅を除き各駅に停車するが、深夜・未明の1往復に限りパーパ - ツェルデメルク間ノンストップである。
- 過去の運行形態
- 2018年以前は、現在休止中の駅にも原則停車していて、特にハリプスタとジェメレ以外は全列車が停車していた。
- 2018年末に、メーンフェーチャナク、ハリプスタ、ジェメレは大部分が通過となった。また、メーンフェーチャナク上駅やジェールセメレを通過する列車も設定された。
- 2019年末に、4駅が休止され、メーンフェーチャナク上駅は全列車停車となった一方、深夜・未明の1往復に限りパーパ - ツェルデメルク間ノンストップとなった。
過去の運行系統
- 特急
- ブダペスト - ジェール - ツェルデメルク - ソンバトヘイ
- 夏季を除く休日に、一日1.5往復運行していた。停車駅は快速と同じ。ツェルデメルク以西は20号線に、ジェール以東は1号線のブダペストまで乗り入れていた。
- 2018年末に運行を休止した。
駅一覧
以下では、ハンガリー国鉄8号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。
- 種別
- 停車駅
- ■印:全列車停車
- ●印:一部通過
- ○印:一部停車
- |印:全列車通過
(*1): 2019年末に休止。
参考文献
脚注・出典
外部リンク