シロトキコウ
シロトキコウ(学名 : Mycteria cinerea)は、コウノトリ目コウノトリ科トキコウ属に分類される鳥類。 分布インドネシア(ジャワ島、スマトラ島)、カンボジア、マレーシア(マレー半島) 形態全長97cm。全身は白い羽毛で被われる。尾羽の色彩は緑色の光沢がある黒。初列雨覆や初列風切の色彩も緑色の光沢がある黒。 頭部には羽毛がなく、黄褐色の皮膚が露出する。嘴峰長22cm。嘴や後肢の色彩は灰色。 繁殖羽は頭部の露出部が赤い。嘴の色彩は黄色で、後肢の色彩は赤い。 幼鳥は頭から背中にかけてが灰褐色で、腰だけ白い。 生態湿原、干潟、マングローブ林などに生息する。インドトキコウと混群を形成することもある。主な習性はインドトキコウと似ている。 食性は動物食で、魚類、甲殻類、両生類、爬虫類、貝類などを食べる。 繁殖形態は卵生。集団繁殖地(コロニー)を形成する。マングローブ林の樹上に木の枝や葉を組み合わせた巣を作る。1腹3個の卵を産む。 人間との関係開発による生息地の破壊、狩猟などにより生息数は減少している。スマトラ島での1980年代における生息数は5,000羽と推定され、カンボジアでの1990年代における生息数は15羽が確認されている。 脚注
関連項目参考文献
外部リンク
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