シャーリル・イシャク(Shahril Ishak、1984年1月23日 - )は、マレー系シンガポール人の元サッカー選手である。元シンガポール代表であり、2012 AFFスズキカップではMVPを受賞した他、AFF最優秀選手を翌年に受賞している[1]。現役時代のポジションはセントラル・ミッドフィールダーであるが、ストライカーやウィングとしても活躍する選手である。
経歴
バイハッキ・カイザンやハッサン・サニー、カイルル・アムリと同様、シャーリルは2000年にシンガポール国立フットボールアカデミーの第一期生となった[2]。
卒業後はヤング・ライオンズに所属し、同年A代表デビューした。後にホーム・ユナイテッドに移籍した。2010年にはインドネシアのペルシブ・バンドンに同じ代表であるカイザンと共に移籍した。ホーム・ユナイテッドでの最後の試合となった2010年9月21日のタンピネス・ローバースFC戦では二点を挙げる活躍をした。その後五試合を残してインドネシアに渡った。この年、彼はホーム・ユナイテッドで17得点を挙げる活躍をし、同年の得点者ランキング3位につけている[3]。
ペルシブ・バンドンには6ヶ月所属し、2011年3月、インドネシア・プレミアリーグに所属するメダン・チーフスに一年、38万ドルの契約で移籍した。18試合に出場し、5得点を挙げたが、一年経たないうちにシンガポールへ帰国、同年12月に新しく出来たシンガポール・ライオンズXIIへ移籍し、2013年度にはマレーシア・スーパーリーグを制覇した。
その年の末にマレーシア・スーパーリーグ所属のジョホール・ダルル・タクジムII FCに4年契約で移籍し、背番号17を与えられている。
2017年、ウォリアーズFCに移籍した。
2018年、ホーム・ユナイテッドに復帰した。
2021年1月、ホウガン・ユナイテッドFCに移籍した。
2023年2月21日、現役引退を表明した。
代表歴
昨今のシンガポール代表では最も組み立てるミッドフィールダーとして台頭しており、19歳の時の2003年3月4日にモルディブ代表戦でA代表デビューして以来、同国代表の心臓として活躍している[4]。また、A代表の他にもU-23、U-18、U-16でも代表経験があり、U-23代表として2007年の東南アジア競技大会を率いて銅メダルを獲得している。その他、2004年、2007年の東南アジアサッカー選手権では同国の優勝に大きな役割を果たし、2005年の東南アジア競技大会や2006年のアジア競技大会にも参加している。
ムハンマド・リドファン、バイハッキ・カイザン、ハッサン・サニーの三人と併せてシンガポール協会ユースの四ギャングと称され、10代の頃から共にプレイしている。代表ではラドイコ・アヴラモヴィッチ監督の下、中盤の様々なポジションを熟すようになったが、彼は2004年の後半にはセントラル・ミッドフィールダーとして定着した。2010年8月には、シャーリルは代表のキャプテンとなり、東南アジアサッカー選手権では自らの所属するライオンズXIIの一員として参加している。また現在、シャーリルはFIFAセンチュリークラブの一員となっている[4]。
個人成績
タイトル
クラブ
シンガポール・ライオンズXII
ホウガン・ユナイテッドFC
代表
シンガポール
個人
脚注
外部リンク