シェフとギャルソン、リストランテの夜
『シェフとギャルソン、リストランテの夜』(原題:Big Night)は、1996年に公開されたアメリカ映画。監督は、俳優のスタンリー・トゥッチとキャンベル・スコットが共同で担当し、脚本はトゥッチと彼のいとこのジョセフ・トロピアーノが担当している。ビデオ・DVDの題名は『リストランテの夜』となっている。 ストーリー1950年代、アメリカ東部ニュージャージーの田舎町。イタリアからの移民である弟のセコンド(スタンリー・トゥッチ)と兄のプリモ(トニー・シャルーブ)は、イタリア料理のレストランを営んでいる。セコンドは店の経営とギャルソンを担当し、プリモはシェフとして料理を作り、甥のクリスチアーノ(マーク・アンソニー)も一緒に働いている。 才能あるシェフであるプリモは祖国イタリアの本格的な味にこだわっているが、アメリカ人とは感性が合わず、客はほとんど入ってこない。いよいよ経営が行き詰まり、セコンドは銀行に借金返済の猶予を頼み込むが、にべもなく断られてしまう。恋人のフィリスはセコンドとの結婚を望んでいるが、他にも愛人がいるセコンドは、店の経営難を理由に煮え切らない態度をとっている。 一方、通りの向かいでは、アメリカ人向けのイタリア料理を出すパスカルのレストランが、毎夜にぎわっている。自分の料理の純粋さに誇りを持つプリモは、パスカルの店が出す料理を許すことができない。パスカルはセコンドに、プリモと一緒に自分の店で働くよう誘うが、セコンドは兄の信念を理由にそれを断っている。 銀行による店の差し押さえが迫るなか、セコンドは兄に内緒でパスカルに借金を頼むが、パスカルは金を貸すことはできないと断る。しかし、かわりに知り合いの有名なジャズ・シンガーであるルイ・プリマに、セコンドとプリモの店を訪れるよう頼んでくれるという。セコンドは、兄にはパスカルの助力であることを隠しながら、店と自分たちの人生のため、ルイ・プリマを主賓とするパーティの準備にとりかかる。
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スタッフ
評価批評家の反応批評家からは高評価を受けており、Rotten Tomatoesでは、54件のレビュー中96%が本作を支持し、平均点は8.1/10となった[5]。Metacriticでは、23人の批評家レビューに基づいて80点となった[6]。 受賞とノミネート
脚注
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