サンマリンライナーサンマリンライナーは、南九州観光バスが運行する、福岡県福岡市と宮崎県宮崎市を結ぶ高速バスである。 かつてはサンマリンツアー株式会社が主催するツアーバスであったが、のちに運行主体もサンマリンツアーとなり、さらに高速乗合バス化ののち南九州観光バスに譲渡された。 沿革
運行区間および運行概要
朝に宮崎から福岡へ、夕方に福岡から宮崎への便が1本ずつ運行される。福岡空港と宮崎市内の間の所要時間は約4時間。宮崎県内のみおよび益城 - 博多間のみの利用(乗車区間に益城 - 都城北間を含まない利用)はできない。 自社ウェブサイトおよび楽天トラベル、高速バスドットコムでインターネット予約を取り扱うほか、電話予約・銀行振込による運賃支払いも可能である。 ツアーバスとしての運行開始当初はサンマリンライナーがツアーの催行を行いアイ観光バスが運行していたが、2008年10月20日に運行会社が佐土原運送に切り替えられ、さらに自社で一般貸切自動車運送事業許可を取得して貸切バス事業を立ち上げ、2010年12月から自社での運行に変更している。ただし多客時などは南九州観光バスに運行委託したこともある。ツアーバス時代には最大で1日5往復の設定であったほか、別に臨時便も運行されていた時期もあった。アイ観光バスと佐土原運送は運行委託解除後、それぞれ「アイあいライナー」「トラポータ・ライン」の名で自社催行による福岡 - 宮崎間の都市間ツアーバス事業に参入したが、2013年8月1日の新高速乗合バス制度の施行に伴い、乗合バスには移行せず運行を中止した。 車両2020年8月に新車(三菱ふそう・エアロエース)が導入されている。南九州観光バスが福岡 - 鹿児島間で運行する高速バス「南九号」に準じたデザインとなっている。 佐土原運送担当時より青いクジラをデザインした車両を運行開始、自社運行となってから2010年12月11日より[2]同一デザインの新車のハイデッカー・4列シート・トイレ付きの日野・セレガといすゞ・ガーラに代替され、南九州観光バスに引き継がれ上記の新車と代替されるまで使用されていた。 サンマリンツアー
2006年11月10日に設立。 当初は宮崎市と福岡市を結ぶツアーバス「サンマリンライナー」を主催し、2010年11月29日に一般貸切自動車運送事業許可を受けたことにより「サンマリンライナー」を自社直営運行に変更し、「サンマリンライナー」以外の貸切バス事業にも参入した。なお「サンマリンライナー」乗合化後も貸切バス事業は継続していた。 2013年7月29日に一般乗合自動車運送事業許可を受け「サンマリンライナー」を高速乗合バス化したが、「サンマリンライナー」については2016年3月16日付で南九州観光バスに事業譲渡の認可が出され[3]、その後、同社に譲渡された。「サンマリンライナー」の事業譲渡と同時期に旅行業・貸切バス事業も休止し、2018年4月11日、会社の清算が完了し法人格が消滅した[4]。 営業所とバス事業部は宮崎県宮崎市佐土原町下田島19228-2-102に置いており、南九州観光バス譲渡後も引き継がれている。 脚注
関連項目外部リンク
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