サンドネス
サンドネス (ノルウェー語: Sandnes)は、ノルウェーのローガラン県にある市、ないしはそれを中心とする基礎自治体(以下、本稿では便宜上「市」と記述する)。ヤーレン地域にあたる。サンネスとも表記される。 基礎情報1860年にホイランから分立するとともに、都市権を手にいれた。1965年1月1日にホイランド、ホーレ各市の農村部とヘトラン市の一部を編入。 地名市制施行の当時あったふるい農場にちなみ命名された。初めの sand は砂もしくは砂浜、後ろの nes は岬を意味する。 紋章1972年4月21日に制定された現在の紋章には、陶器が描かれている。製陶は18世紀後半の主要産業のひとつであった。このモチーフはライルガウク(leirgauk、陶器のカッコウ)というオカリナないしかんたんなフルートで、市内の窯元が宣伝用に作製したものである。 地理スタヴァンゲルの南15kmに位置する市内では、ふたつの都市がコナベーションを形成する。西でソーラと、南でクレップおよびティメと、東でギェスダールおよびフォシャンとそれぞれ接する。ガンズフィヨルドが南北に走る。ソーラにスタヴァンゲル空港がある。 アウストロット (Austrått) 、フィヨ (Figgjo) 、ガンダール (Ganddal) 、ハナ (Hana) 、ホーレ (Høle) 、ルーラ (Lura) 、マルムハイム (Malmheim) 、リシャ (Riska) 、サンドヴェ (Sandved) 、ソーマ (Soma) 、スタンゲラン (Stangeland) 、スヴィラン (Sviland) 、トロネス (Trones) の各地区に分かれる。 地勢は平坦で、砂浜が点在する西海岸から内陸に行くにつれて標高400から500mの山が出現する。スタヴァンゲルからサンドネスまで、クルマで一時間ほどかかる。市内のダルスヌテン (Dalsnuten) やリフィエル (Lifjell) といった山々からは、サンドネス/スタヴァンゲル一帯を一望できる。有名なリーセフィヨルドへもクルマやボートで行ける。 主要都市との距離経済多様な小売店が集うサンドネスには、近隣の地域から買い物客が集まる。自転車製造のオイランDBSが本社を置くことから「自転車のまち」としても知られ、市は1996年にレンタサイクル事業を始めた。 スタヴァンゲルとの境に、活気に満ちた工業団地がある。そこでは北海の海底油田とIT関連産業の影響で、活発な活動が展開されている。サンドネスとスタヴァンゲルのあいだにも、クヴァドラト(広場の意)をはじめショッピングモールやデパートが続々開業している。 住民の3割近くがスタヴァンゲルの事業所に雇用されている。 かつては郊外で粘土がよくとれたことから製陶業が発展し、ノルウェーの「陶器のまち」として知られた。 文化・スポーツサッカークラブ・サンドネス・ウルフの本拠地である。 世界保健機関 (WHO) の健康都市ネットワークに、ノルウェーで唯一加盟している。 サンドネスとスタヴァンゲルはイギリスのリヴァプールとともに、2008年の欧州文化首都に選ばれた。 高等教育機関として、フォルス高等学校とルンデハウゲン高等学校が2010年に合併したヴォーゲン高等学校がある。 出身有名人
脚注
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