サント・アンタン島
サント・アンタン島 (Santo Antão、カーボベルデ・クレオール語:Sontonton)は、バルラヴェント諸島を構成する島の1つである。この島はカーボベルデに属しており、同国における最西端にあたる。人口は38,200人[1]。島の名は、聖アントニウスにちなむ。 地理火山性の島であり、中央を走る山脈によって南北に分けられている。島の最高峰はトポ・デ・コロアである。北岸にある中心の町ポンタ・ド・ソルには空港が設置されている。また、フェリーが出ている港としては、南岸のノヴォ港が挙げられる。南東部の島の一部は砂漠気候で、北西部はそれに似ているものの降雨量は南東部と比べれば多い。谷は激しい浸食が進む。 島の火山は玄武岩からなる。火山の多く、特にカルデラはまだできて年数が浅い。1999年以降、火山学者が、新たな噴火が起きると予想されているポンタ・ド・ソル地域の海水温の上下を観察し続けている。 歴史島は1462年にディオゴ・アフォンソによって発見された。現在の名前が付けられたのは1500年代からである。最初の定住は1548年に行われ、その後17世紀に、サンティアゴ島、フォゴ島、北ポルトガルからの人々が島北部のヴィラ・ダ・リベイラ・グランデへ到着した。のち、ワインとコーヒーが島の重要な輸出品となった。 経済漁業と農業が主幹産業である。サトウキビ、キャッサバ、ヤムイモ、バナナ、マンゴー、穀物が生産される。ラム酒も作られている。この他、観光が伸びてきており、田舎の観光インフラストラクチャーへ投資がされている。 行政島は3つの基礎自治体がある。
教区と自治体
言語公用語であるポルトガル語より、島民の多くはカーボベルデ・クレオール語を話す。 脚注
外部リンク
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