サンゴヘビ属
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分類
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種
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サンゴヘビ属(サンゴヘビぞく、Micrurus)は、有鱗目コブラ科に属する属。特定動物。
分布
北アメリカ大陸、南アメリカ大陸
形態
頭部は丸い。赤、白、黒の横帯が入る。別科のキングヘビ属の構成種等では本属の構成種に類似した形態を持ち[1]、擬態をしていると考えられている。
毒
毒は神経毒。一般的に毒は獲物に注入して、獲物の神経を麻痺させた後に捕食するために用いる。毒牙は短く、厚い衣服を貫通出来ない。
生態
砂漠から森林まで様々な環境に生息する。地表棲。夜行性。
食性は動物食で、魚類、両生類、小型爬虫類、鳥類や卵、小型哺乳類、昆虫、節足動物等を食べる。
繁殖形態は卵生。
分類
人間との関係
総じて強毒種だが、非常に臆病で、人が噛まれて死亡した事例は殆ど記録されていない。
脚注
- ^ 当種は赤 - 白 - 黒 - 白 - 赤の配色なのに対し、ニセサンゴヘビとも呼ばれるキングヘビ属のミルクヘビの多くの種では赤 - 黒 - 白 - 黒 - 赤の配色をしている。
参考文献
- クリス・マティソン 『ヘビ大図鑑』、森光社、2000年、180頁。
関連項目
- コブラ科
- ミルクヘビ - キングヘビ属の、配色や模様が酷似している無毒蛇。有毒蛇の振りをして身を守るために、警告色に似た派手な配色になったといわれている。ほとんどのサンゴヘビの配色が赤 - 白 - 黒 - 白 - 赤(ブラジルサンゴヘビは赤 - 黒 - 白 - 黒 - 白 - 黒 - 赤と、やや複雑で紛らわしい)だが、ミルクヘビは赤 - 黒 - 白 - 黒 - 赤と、一般的なサンゴヘビとは白と黒の順番が逆になっている。