サレガマ
サレガマ、もしくはサレガマ・インディア(英語:Saregama India Limited)は、インドのレコード会社。 旧社名は「The Gramophone Company of India」。1985年までEMIの子会社だった。 概要同社の歴史は、イギリスのコロムビア・レコード社(のちのEMI)が、1901年に最初の海外支店をコルカタに設置したことから始まる[1]。 1902年11月8日、インドで最初の蓄音機による録音(ガウハール・ジャーンによる「カヤル」の歌唱)が行われた。当時は録音スタジオがなかったため、ホテルの大広間を2つ使って即席の録音スタジオを作り、録音が行われた[2]。 この支店が、1946年8月13日に公開有限会社「The Gramophone Co. (India) Limited」として独立。1968年には公開会社化し、「The Gramophone Company of India Limited」へ社名を改めた[3]。 1985年、会社の財務状況が悪化。会社は、ムンバイに拠点を置くコングロマリットのRPGグループへと引き継がれた。 2000年11月3日に社名がサレガマ・インディア(Saregama India Limited)に変更され、2005年には、残りのEMI関連会社がRPGグループに売却された。 ダムダムスタジオ1928年、英コロムビアはコルカタにレコーディングスタジオを建設した[4]。「ダムダムスタジオ」の愛称で知られたこのスタジオでは、ガウハール・ジャーンが「ジョーギヤー」を録音したのを皮切りに、のべ3万を超える録音が行われた。過去にはノーベル文学賞を受賞したラビンドラナート・タゴールが、このスタジオで詩の朗読の録音を行ったこともあった。 出典
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