12歳の少女たちをテーマにした1988年の作品『12歳』(At Twelve: Portraits of Young Women)が高い評価を受けて注目される。1992年発表の『イミディエット・ファミリー』(Immediate Family)によって彼女の名声は一気に高まった。ここではサリー・マンの3人の子供達が裸体で自然を駆け回り、血を流し、ときには気取ったモデルとなっている。子供が見せる一瞬の大人の表情、彼らの純真さとけだるさを見事に捉えたモノクロームの写真による透明感のある表現は、バージニアの自然を背景に印象的な作品となり、大きな賞賛を受けた。