サムスン・ライトレール

サムスン・ライトレール
開業時に導入された超低床電車のシリオ(2011年撮影)
開業時に導入された超低床電車シリオ2011年撮影)
基本情報
トルコの旗 トルコ
サムスン県
所在地 サムスン
種類 ライトレール路面電車[1][2][3]
停留場数 43箇所[1][2]
開業 2010年10月10日[1][2]
運営者 サミュラス(SAMULAŞ)[1][2][4]
車両基地 1箇所
路線諸元
路線距離 36 km[1][2]
軌間 1,435 mm[2]
電化区間 全区間
電化方式 直流750 V
架空電車線方式[2]
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サムスン・ライトレールトルコ語: Samsun hafif raylı sistemi)は、トルコサムスンに存在するライトレール路面電車)路線。2010年の開通以降、サムスン都市圏自治体(Samsun Büyükşehir Belediyesi)の公共交通運営部門であるサミュラス(Samsun Proje Ulaşım İmar İnşaat Yat. San. ve Tic. A.Ş.、SAMULAŞ)によって運営されている[1][2][3]

概要

2010年10月10日に営業運転を開始した、トルコの都市・サムスン市内を走るライトレール路面電車)。その後2016年10月10日2019年7月5日に実施された延伸によって、2020年現在は黒海に沿って走る全長35 km、43箇所の電停を有する長距離路線となっている[1][2]

2020年現在は1つの路線を以下の3系統に分割した運用を実施しており、運行間隔が区間によって異なる他、接続する大学の授業・試験日程などによる臨時列車が運行する場合もある。運賃は走行距離によって異なり、初乗り運賃(2 - 12電停間)は2.2トルコリラ(TL)、全区間を乗車する場合は4.0TLとなる。また、手荷物についても運賃とは別に料金の徴収が行われる[3][2]

起点 終点 電停数 備考・参考
Yurtlar Omü Rektörlük 8箇所
Omü Rektörlük Belediye evleri 24箇所
Belediye evleri Stadyum İstasyonu 13箇所

車両

2020年現在、サムスン・ライトレールには以下の3種類の車両が在籍している。開業時から数年間はトルコ国外メーカー製の車両が導入されたが、2016年の延伸に合わせてトルコの国内メーカーであるダーマライ(Darmaray)が展開する「パノラマ」が導入された。全形式とも連接車で、車内全体が低床構造となっている超低床電車である[2][5]

サムスン・ライトレール 車両主要諸元
製造企業・愛称 アンサルドブレーダ
("シリオ")
中国北車 ダーマライ
("パノラマ")
導入初年 2010年 2013年 2016年
車両数 16両 5両 8両
編成 5車体連接車 4車体連接車 5車体連接車
電圧 直流750V
全長 32,075mm 40,014mm 32,970mm
全幅 2,650mm
全高 3,300mm
重量 44t 56t 41t
最高速度 70km/h
定員 着席 56人 70人 50人
折り畳み座席 2人分 4人分
立席 227人 330人 240人
出力 主電動機 106kw 60kw 68kw
編成 424kw 720kw 544kw
脚注・参考 定員は乗客密度6人/m2[2][5][6][7]

脚注

注釈

出典

  1. ^ a b c d e f g SAMSUN”. UrbanRail.Net. 2020年10月19日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l Hafif Raylı Sistem İşletmesi”. SAMULAŞ. 2020年10月19日閲覧。
  3. ^ a b c Raylı Sistem Hat Güzergahı”. SAMULAŞ. 2020年10月19日閲覧。
  4. ^ BAŞKANIN MESAJI”. SAMULAŞ. 2020年10月19日閲覧。
  5. ^ a b Durmazlar provides modern urban rail vehicles”. Railway Pro (2019年10月10日). 2020年10月19日閲覧。
  6. ^ 100% Low Floor LRV for Turkey”. CRRC (2016年8月2日). 2020年10月19日閲覧。
  7. ^ Panorama Tramway”. Darmaray. 2017年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年10月19日閲覧。

外部リンク