サックヴィル子爵
サックヴィル子爵(英: Viscount Sackville)は、かつて存在したイギリスの子爵位。政治家ジョージ・ジャーメインが1782年に叙されたが、1843年にドーセット公爵位とともに廃絶した。 歴史初代ドーセット公爵ライオネル・サックヴィルの三男ジョージ・ジャーメイン(1716-1785)は、オーストリア継承戦争にも参加した軍人で、政界に転じたのちはアメリカ独立戦争時の植民地大臣を務めた[1]。彼はノース内閣が下野したのちの1782年に、グレートブリテン貴族としてノーサンプトン州ドレイトンのサックヴィル子爵(Viscount Sackville, of Drayton in the County of Northampton)に叙された[1][2][3]。この時に併せてサセックス州におけるボールブルック男爵(Baron Bolebrooke, in the County of Sussex)も授けられている[3]。 1785年に初代子爵が亡くなると、息子チャールズが爵位を承継した。 2代子爵チャールズ(1767–1843)は1815年に本家筋であるサックヴィル家からドーセット公爵位とその従属爵位を継承したのち、枢密顧問官や主馬頭を歴任した[2]。しかし、彼には男子がなかったため、ドーセット公爵やサックヴィル子爵を含むすべての爵位は廃絶した[2]。
(→以前の歴史はドーセット公爵を参照。) サックヴィル子爵(1782年)
脚注
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