ゴーゴン (モニター)ゴーゴン (HMS Gorgon) はイギリス海軍のモニター。元はノルウェー海軍向けに建造された2隻の海防戦艦のうちの一隻で、「ニダロス (Nidados)」という艦名であった[1]。ニダロスはトロンハイムのヴァイキング時代の表記である[2]。 艦歴エルズウィックのアームストロング・ホイットワース社で建造[3]。1913年6月11日起工[3]。1914年6月9日進水[3]。建造中に第一次世界大戦が始まったことによりイギリスが獲得し、1918年5月1日に就役[4]。6月4日竣工[3]。 1918年6月6日にドーヴァーに到着[5]。7月26日、オステンデの南約6浬にあったポンメルン砲台(380㎜砲1門)と交戦[5]。続いて7月29日にはモニター「マーシャル・ソウルト」とともにオステンド南東2浬のティルピッツ砲台(280㎜砲4門)を砲撃した[6]。9月28日、陸軍の攻勢支援のため「ゴーゴン」を含むモニター7隻による砲撃が実施された[7]。「ゴーゴン」はラ・パンネ沖からスナースケルケ橋を砲撃[5]。翌日も「ゴーゴン」は砲撃を行ったが、橋の被害はなかった[5]。ドイツ軍が撤退を開始し、連合国軍の前進が再開した10月14日、「ゴーゴン」はミデルケルケ砲台を砲撃[8]。次いで、敵の反応を見るため前進した「ゴーゴン」は砲撃を受けて夾叉されたが被弾はなかった[9]。翌日、「ゴーゴン」はベルギー沿岸に対するモニターによる戦争中最後となる砲撃を行った[10]。 1919年8月31日除籍[11]。ルーマニアとの売却協議が行われたがまとまらず、1921年11月26日にいったんはスタンリー船舶解体&引揚会社に売却されるも、これは取り消された[3]。試験に利用された後、1928年8月26日にT. W. ウォード社に売却され、解体された[3]。 要目
脚注参考文献
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