『コンプライアンス 服従の心理』(コンプライアンス ふくじゅうのしんり、Compliance)は、2012年のアメリカ合衆国のスリラー映画[3]。クレイグ・ゾベル(英語版)監督・脚本、アン・ダウド、ドリーマ・ウォーカー、パット・ヒーリー出演。2004年に起こったストリップサーチいたずら電話詐欺を基にした物語である[4]。ダウドは本作の演技によりナショナル・ボード・オブ・レビュー賞助演女優賞を受賞した。
ストーリー
ファストフード店でマネージャーをしている中年女性サンドラは、ある日、警察官を自称するダニエルズからの電話を受ける。ダニエルズはサンドラの店の従業員が金を盗んだと述べる。サンドラはダニエルズの証言からベッキーが容疑者であると考え、呼び出した。ベッキーは盗んではいないと主張すると、ダニエルズは彼女を身体検査するように要求する。そして、サンドラはマネージャーとして、従業員を管理する責任があると思い、ダニエルズの言うとおりに身体検査を実行していくのであった。
キャスト
※括弧内は日本語吹替
公開
2012年1月にサンダンス映画祭でプレミア上映された[5]。アメリカ合衆国では2012年8月17日に限定公開された。
評価
Rotten Tomatoesでは127件のレビューで支持率は89%となった[6]。
受賞とノミネート
なお、配給元のマグノリア・ピクチャーズは本作の採算割れを理由に、アン・ダウドの賞レース参戦のための全米俳優組合会員とアカデミー賞への投票権を持つ者への試写用DVDの配布をしなかった。そのために、アン・ダウドは借金をして試写用DVD配布の費用1万3000ドルを調達した。[9]
出典
- ^ “COMPLIANCE (15)”. 全英映像等級審査機構 (2013年3月13日). 2013年3月13日閲覧。
- ^ “Compliance”. Box Office Mojo. 2013年3月15日閲覧。
- ^ Buchanan, Jason. “Compliance”. Allmovie. Rovi Corporation. December 24, 2012閲覧。
- ^ “Movie inspired by McDonald's strip-search hoax in Bullitt County prompts raves, walkouts”. The Courier-Journal. (August 17, 2012). http://www.courier-journal.com/article/20120816/NEWS01/308160088 August 17, 2012閲覧。
- ^ “2012 Sundance Film Festival Announces Films in Spotlight, Park City at Midnight, Next <=> and New Frontier”. www.sundance.org. (December 1, 2011). http://www.sundance.org/press-center/release/2012-festival-program-announcement-spotlight-next-new-frontier-midnight/ June 28, 2012閲覧。
- ^ “Compliance (2012)”. Rotten Tomatoes. https://www.rottentomatoes.com/m/compliance_2012 2013年3月15日閲覧。
- ^ “National Board Of Review Winners: 'Zero Dark Thirty,' Bradley Cooper, Jessica Chastain”. 2012年12月5日閲覧。
- ^ “Royal Entrances For Budding Stars”. New York Times. (May 4, 2012). http://www.nytimes.com/2012/05/06/movies/breakout-actors-in-summer-movies.html?pagewanted=all June 28, 2012閲覧。
- ^ “For 'Compliance' Star Ann Dowd, One Expensive Oscar Campaign”. http://www.hollywoodreporter.com/race/ann-dowds-credit-card-oscar-404974
関連項目
外部リンク