コチャバラオオルリ

コチャバラオオルリ
Rufous-bellied Niltava Rufous-bellied niltava (Female)
オス(上)、メス(下)
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: ヒタキ科 Muscicapidae
: アオヒタキ属 Niltava
: コチャバラオオルリNiltava sundara
学名
Niltava sundara
Hodgson1837
和名
コチャバラオオルリ
英名
Rufous-bellied niltava
亜種
  • N. s. denotata
  • N. s. sundara
  • N. s. whistleri

コチャバラオオルリ(小茶腹大瑠璃、学名:Niltava sundara)とは、スズメ目ヒタキ科に分類される[1]鳥類の一種である。

形態

全長は16-18cmである[2]

オスは頭頂、体上面が紺色で、頬から喉にかけて黒い。メスは、体が全体的に褐色だが、胸の上に環状の白色部がある[2]

分布

主にパキスタン北部、インド北部、ネパールブータン中国西部の南部、バングラデシュミャンマータイラオスベトナムに生息している[1]

日本では、1997年に沖縄県国頭村の伊地林道で、オス1羽が保護された記録が1例ある[3][4]

亜種

  • Niltava sundara denotataBangs & J. C. Phillips,1914[5]
    • 主に中国南部、ミャンマー東部、タイ、ベトナム北西部などのインドシナ半島北部に分布している[6]
  • Niltava sundara sundaraHodgson, 1837[5]
    • ネパール以東のヒマラヤから中国南部、バングラデシュ北東部、ミャンマー北部などに分布している[6]
  • Niltava sundara whistleri Ticehurst,1926[5]
    • パキスタン北部からインド北部にかけて分布している[6]

生態

世代の長さは、3.2年である[1]

陸生で、主に森に生息している[1]

脚注

  1. ^ a b c d IUCN Red List Niltava sundara”. IUCN. 2020年4月19日閲覧。
  2. ^ a b 永井真人 (2016). 鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670 (2 ed.). 文一総合出版. pp. 160. ISBN 978-4-8299-7201-4 
  3. ^ 日本産鳥類記録リスト (4)” (PDF). 日本産鳥類記録委員会(日本鳥学会). pp. 116-117. 2020年4月19日閲覧。
  4. ^ 嵩原 建 二. “沖縄県内において野外観察や傷病鳥の保護及び博物館収蔵標本等により確認された興味深い鳥類の記録について” (PDF). 沖縄県立博物館紀要. pp. 38. 2020年4月19日閲覧。
  5. ^ a b c ITIS Niltava sundara”. ITIS. 2020年4月19日閲覧。
  6. ^ a b c HBW Alive Rufous-bellied Niltava”. HBW Alive. 2020年4月19日閲覧。

関連項目