コスタ・クルーズ
コスタクルーズ(Costa Cruises)はイタリアのジェノヴァに本社を置く、クルーズ客船運航会社。 歴史1924年にコスタ・ラインとして設立され、当初貨物船を運航していたが、1947年にイタリア~南米間で定期客船の運航を開始。 1959年にはクルーズ客船の運航を開始し、1986年にはクルーズ専門となる。1990年代「コスタ マリーナ級」、「コスタ クラシカ級」、「コスタ ビクトリア」といった新船の導入などで負債が膨らみ、1997年にカーニバル・コーポレーションとエアツアーに株式を売却。その後カーニバルはエアツアーの所有する株も取得し、カーニバルの完全子会社となった。 2020年現在14隻の船隊を有し、地中海、北欧、南米、カリブ海、中東、極東などの地域でコスタクルーズ ブランドでクルーズを行っている。 近年は13万トン超の客船の建造に力を入れており、2019年10月に就航したコスタ スメラルダは同社の船舶燃料としては初となるLNGを採用[1]。なお、スメラルダ級はアイーダクルーズのアイーダ ノヴァ(183,800トン)及びMSCクルーズのメラビリアクラス[2]を抜き、ロイヤルカリビアンインターナショナルのオアシスクラスに次ぐ世界第二位の大きさ(en:List of largest cruise ships)となった。 海難事故2012年1月13日、乗客乗員4000人以上を乗せたコスタ・コンコルディアがイタリア・ジリオ島付近にある浅瀬に座礁、浸水・転覆し乗員乗客の死者32人を出す海難事故を起こした[3][4]。 座礁より約2年弱後の2014年11月3日に、最後の行方不明者だった乗務員のインド人給仕係が発見され、総死者数は32人となった[4]。この間同年初頭には、座礁船船引き揚げ作業にあたっていたスペイン人潜水士が、水中作業中に金属板で脚に深い切り傷を負い、出血多量で死亡しており同船の座礁による死者数を一人増やした[5]。 2015年2月、コスタ・コンコルディアの元船長は、過失致死罪や乗客を船内に残したまま船を離れた罪を問われ、禁錮16年を言い渡された[6]。 →詳細は「コスタ・コンコルディアの座礁事故」を参照
新型肺炎対応
船隊コスタ・スメラルダ級
コスタ・ベネチア級
コスタ・コンコルディア級
コスタ・フォーチュナ級
コスタ・ルミノーザ級
コスタ・アトランチカ級
退役船コスタ歴代の船舶を、就航年順に並べた。
脚注
関連項目参考文献
外部リンク |