ゲンナジー・チェルノヴォル
ゲンナジー・セルゲーエヴィチ・チェルノヴォル(Gennadiy Sergeyevich Chernovol、1976年6月6日 ‐ )は、カザフスタンの元陸上競技選手。専門は短距離走。50mで5秒69の室内アジア記録を保持している。2002年アジア選手権男子200mの金メダリスト。妻のアンナ・チチェロワは2012年ロンドンオリンピック走高跳の金メダリストである。 経歴1998年7月、アジア選手権男子200m決勝で20秒92をマークして伊東浩司(20秒70)、韓朝明(20秒77)に次ぐ3位に入り、この種目でカザフスタン勢初のメダリストとなった[注 1]。 2001年3月、リスボン世界室内選手権に出場すると、初日の男子200m予選を21秒23の自己ベスト(当時)で突破し、世界大会の200mで初のセミファイナリストとなった[1]。準決勝は21秒28の組3着で敗退し決勝には進めなかったが[2]、これは世界室内選手権200mにおけるカザフスタン勢の最高成績となった(女子も含め)。2大会連続の出場となった最終日の男子60mも予選を突破し2大会連続でセミファイナリストとなったが、準決勝は6秒69の組4着で敗退した[3]。 2001年8月、北京ユニバーシアードに出場すると、男子100mはマーカス・ブランソン(10秒15)に次ぐ10秒29で2位、男子200mもマルチン・ウルバス(20秒56)に次ぐ20秒57で2位と、両種目で銀メダルを獲得した。 2002年2月24日、リエヴァンで行われた室内大会60mにおいて、5秒69の50m室内アジア記録を樹立した。 2002年8月、アジア選手権に出場すると、男子100mはジャマル・アル=サファル(10秒43)に次ぐ10秒50(-3.1)で2位に入り、この種目ではカザフスタン勢初のメダリストとなった[注 2]。男子200mは20秒73(-1.7)で制し、男女通じてカザフスタン勢初となる200mの金メダリストとなった。 2002年10月、釜山アジア大会男子200mに出場すると、決勝では20秒57(0.0)をマークして末續慎吾(20秒38)に次ぐ2位に入り、この種目ではカザフスタン勢初のメダリストとなった[注 3]。 自己ベスト記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風、-は向かい風を意味する。
主要大会成績
脚注注釈
出典
外部リンク
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