ゲット・トゥゲザー (1964年の曲)
「ゲット・トゥゲザー」(英語: “Get Together”)は、シンガーソングライターのチェット・パワーズ[注 1]が作詞・作曲した楽曲。“Let’s Get Together”と表記されることもある。1960年代から’70年代初めにかけて多くのアーティストの間で歌い継がれ、ヤングブラッズのカバー・バージョンが最もよく知られている。 オリジナルパワーズは、ディノ・ヴァレンティ(Dino Valenti)という芸名でロサンゼルスを根城に活動していた時期[注 2]に本曲を書いて1964年1月に録音した。しかし本音源は未発表のままにお蔵入りし、30年以上たった1996年、コンピレーション・アルバム Someone to Love — The Birth of the San Francisco Sound に収録されて日の目を見た[3]。 パワーズは1964年からクイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスに再加入する1969年までに麻薬違反で二度検挙され、その保釈金や経費を捻出する為に、本曲を含めた数曲の著作権をキングストン・トリオのマネージャーだったフランク・ウァーバーに売却した[注 3]。従って本曲のオリジナルは、キングストン・トリオが1964年6月に発表したライブ・アルバム Back in Town に収録されたものであるとされる。 ヤングブラッズのバージョンヤングブラッズは1967年1月発売のデビュー・アルバム『ザ・ヤングブラッズ』[注 4]で本曲をカバーし、同年7月にシングル・カットした。このシングルは9月2日付の《ビルボード》Hot 100で62位、《ビルボード》イージー・リスニング・チャートで37位を記録した[4]。 その後、キリスト教徒・ユダヤ教徒全国会議 が行ったラジオの公共広告に使われたことから注目を集め、1969年6月に再発売された。その結果、9月6日から9月13日にかけて2週連続で《ビルボード》Hot 100の5位を記録し[5][6]、《ビルボード》の1969年の年間チャートの16位になって、ゴールド・ディスクに輝いた。 1971年発表のライブ・アルバム『ライド・ザ・ウィンド』にライブ・バージョンが収められている。 また、『パープル・ヘイズ/紫のけむり』(1982年)、『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994年)、『ラスベガスをやっつけろ』(1998年)、『月のひつじ』(2000年)、『ライディング・ザ・ブレット』(2004年)、『キャッツ & ドッグス 地球最大の肉球大戦争』(2010年)などの映画で使用された。 その他のバージョン脚注
出典
参考資料
外部リンク |