ケンチとすみれケンチとすみれ(けんちとすみれ)は、NHKが1967年10月24日から1968年10月8日まで放送したテレビドラマである[1][2]。モノクロ放送、全47回。 遅咲きの新人と言われた藤岡琢也の初のテレビ主演作品であり、青島幸男は番組途中で参議院議員選挙出馬のため突然の降板となった[3]。1966年に日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した西山夘三の『住み方の記』を原作としている。 あらすじ昭和初期、建築家志望の立浪健一ことケンチは、父親の故郷である旧制高知高校に入学し、南溟寮に入寮する。そこには渡り廊下に椅子を二脚だけならべた床屋の主人おいちゃんとその娘であるすみれがいた。また近くの割烹旅館には高知高校生が憧れるマドンナとよばれる国子がいた。同級生の牛乳、坊やとともにケンチは寮内で起きる珍事に巻きこまれていく。 1968年6月18日放送分より、ケンチとすみれの四人の子供が登場し、ケンチたちと現代っ子と設定された子供たちの対照的な姿を描く展開となった[4]。 キャスト
スタッフ
番組の現存状況当時の2インチマスターテープが高価で何度も上書き使用されていたため、アーカイブには全く映像が残っていなかった。番組発掘プロジェクトでは番組関係者及び視聴者に録画した番組のテープの募集している。 2018年現在、現存している映像として、仁科亜季子から提供された第36回の部分録画(約13分)と一般視聴者から提供された第36回の全体および第37回の部分録画(約35分)がある[10]。 脚注
外部リンク
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