ケイト・シーゲル(Kate Siegel、1982年8月9日 - )は、アメリカ合衆国の女優、脚本家。2016年に映画監督のマイク・フラナガンと結婚しており、彼の作品に多く出演していることで知られる。
ホラー作品での活躍から「スクリーム・クイーン」とも呼ばれている。
来歴
1982年8月9日、メリーランド州シルバースプリング生まれのユダヤ人である[2][3]。メリーランド州にある聖公会系の学校に通い、2004年にシラキュース大学を卒業した[1]。
2008年、自身はバイセクシュアルであり[4]、以前に女性と交際していたことがあると語った[5]。
その後、2016年にマイク・フラナガンと結婚した[6]。2人には息子のコーディと娘のテオドラの2人の子供がいる。息子は、フラナガンが以前交際していた女性との子供である。娘のテオドラという名前は、シーゲルが『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』で演じた際のキャラクターから取っている[7][8]。
スタンダップ・コメディアンで女優のホイットニー・カミングス(英語版)とは高校の同級生である[9]。
キャリア
2007年1月23日に公開された映画『The Curse of The Black Dahlia』で女優デビュー[10]。 同年、4月28日にトライベッカ映画祭でワールドプレミア上映された『Hacia La Oscuridad』に出演[11]。さらに『Steam』にも出演し、ルビー・ディーやアリー・シーディ、チェルシー・ハンドラーと共演を果たした[12]。
2009年、『ゴースト 〜天国からのささやき』にシェリル役でTVドラマデビュー。2010年にはTVドラマ『NUMBERS 天才数学者の事件ファイル』にレイチェル・ホランダー役で出演。
2012年、『キャッスル 〜ミステリー作家は事件がお好き』に出演。同年、スリラー映画『Wedding Day』に出演[13]。
2013年、フラナガンが監督・脚本を務めたホラー映画『オキュラス/怨霊鏡』に出演[14]。同作は2013年9月にトロント国際映画祭でワールドプレミア上映され、2014年4月に公開された[15][16]。
2015年11月、パトリック・カーマン(英語版)のジュブナイル小説『13 Days to Midnight』を映画化し、シーゲルとフラナガンが脚本を務めることが明らかになった[17]。
2016年、ホラー・スリラー映画『サイレンス』で殺人鬼に狙われるろう者の役で主演し、フラナガンと共同で脚本家デビューも果たした。同作は2016年3月12日にサウス・バイ・サウスウエストでワールドプレミア上映され、2016年4月8日にNetflixで公開された[18][19]。同年10月21日に公開された、フラナガンが監督を務めた『ウィジャ ビギニング 〜呪い襲い殺す〜』にも出演した[20]。
2021年、フラナガンが脚本・監督を務めたNetflixのミニシリーズ『真夜中のミサ』でエリン・グリーン役を演じ、50周年記念サターン賞でサターンストリーミング主演女優賞(英語版)にノミネートされた。
主な作品
映画
テレビ
脚注
- ^ a b Mason, Aiden (2019年5月28日). “10 Things You Didn’t Know about Kate Siegel” (英語). TVovermind. 2023年9月21日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/k8siegel/status/1057158215513726977”. X (formerly Twitter). 2023年9月21日閲覧。
- ^ “Say Hello to the Internet's Biggest Jewish Stars” (英語). The Forward (2015年7月6日). 2023年9月21日閲覧。
- ^ “Best. Lesbian. Week. Ever. (August 29, 2008) - Page 4 of 9 - AfterEllen”. web.archive.org (2019年4月6日). 2023年9月21日閲覧。
- ^ “'Steam' Stars Ally Sheedy and Kate Siegel Drop the Towel”. web.archive.org (2008年9月3日). 2023年9月21日閲覧。
- ^ Drew, Ari (2016年4月6日). “SXSW 2016: Mike Flanagan and Kate Siegel Talk Their New Thriller Hush and Upcoming Projects” (英語). Dread Central. 2023年9月21日閲覧。
- ^ “'Haunting of Hill House' Star Kate Siegel and Mike Flanagan Welcome Baby” (英語). Celebrity Parents. 2023年9月21日閲覧。
- ^ “Mike Flanagan Film”. mikeflanaganfilm.com. 2023年9月21日閲覧。
- ^ (日本語) KATE SIEGEL | Good For You Podcast with Whitney Cummings | EP 157, https://www.youtube.com/watch?v=6r6Q2wC-J8I 2023年9月21日閲覧。
- ^ Goldman, Dan (2007-01-23), The Curse of the Black Dahlia, Kate Siegel, Laura Penn, Austin Brooks, Associated Television International, https://www.imdb.com/title/tt0816240/?ref_=nm_flmg_t_31_act 2023年9月20日閲覧。
- ^ Negret, Antonio (2008-06-03), Hacia la oscuridad, Roberto Urbina, America Ferrera, David Sutcliffe, Towards Darkness, Macumba Films, Negret Films, https://www.imdb.com/title/tt0826551/?ref_=nm_flmg_t_30_act 2023年9月20日閲覧。
- ^ Schickner, Kyle (2007-11-15), Steam, Ruby Dee, Ally Sheedy, Kate Siegel, Fencesitter Films, https://www.imdb.com/title/tt0892100/?ref_=nm_flmg_t_29_act 2023年9月20日閲覧。
- ^ Gordon, André; Fabrigar, Dale, Wedding Day, C. Thomas Howell, David Koechner, Stephanie Drapeau, Four Horsemen Films, Suzanne DeLaurentiis Productions, Soular Entertainment, https://www.imdb.com/title/tt1562918/?ref_=nm_flmg_t_21_act 2023年9月20日閲覧。
- ^ “Q&A: Star/Scripter Kate Siegel Speaks Up About “HUSH” | FANGORIA®”. web.archive.org (2018年1月19日). 2023年9月20日閲覧。
- ^ MattBarone. “TIFF Review: The Smart, Inventive "Oculus" Is the Best Horror Film of the Festival” (英語). Complex. 2023年9月20日閲覧。
- ^ “WWE Studios” (英語). WWE. 2023年9月20日閲覧。
- ^ Lincoln, Ross A. (2015年11月21日). “Bold Films Acquires ’13 Days To Midnight’; Shooting Wraps On Musical ‘September 12th’” (英語). Deadline. 2023年9月20日閲覧。
- ^ Hipes, Patrick (2016年3月10日). “Netflix Acquires Micro-Budget Horror Pic ‘Hush’, Latest From Blumhouse & Intrepid” (英語). Deadline. 2023年9月20日閲覧。
- ^ “Hush | SXSW 2016 Event Schedule”. SXSW Schedule 2016. 2023年9月20日閲覧。
- ^ Petski, Denise (2015年4月30日). “Newly Retitled ‘Ouija’ Sequel A Go For October 2016 – Update” (英語). Deadline. 2023年9月20日閲覧。
外部リンク