グリム (競走馬)

グリム
競走馬グリム
第23回ユニコーンステークス出走時
(2018年6月17日)
欧字表記 Grimm[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 芦毛[1]
生誕 2015年4月28日(9歳)[1]
抹消日 2022年4月13日(JRA)[2]
2023年3月3日(NAR)[3]
ゼンノロブロイ[1]
ブランシュネージュ[1]
母の父 サクラバクシンオー[1]
生国 日本の旗 日本北海道新ひだか町[1]
生産者 服部牧場[1]
馬主 (株)カナヤマホールディングス[1]
調教師 野中賢二栗東
→打越勇児(高知[1]
競走成績
生涯成績 20戦11勝
中央:10戦4勝
地方:10戦7勝[1]
獲得賞金 1億9312万1000円
中央:8695万1000円
地方:1億617万円[1]
勝ち鞍
GIII レパードS 2018年
JpnIII 白山大賞典 2018年・2019年
JpnIII 名古屋大賞典 2019年
JpnIII マーキュリーC 2019年
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グリム(欧字名:Grimm2015年4月28日 - )は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍は2018年2019年白山大賞典、2018年のレパードステークス、2019年の名古屋大賞典マーキュリーカップ

馬名の意味は、人名より。

戦績

  • 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ[4]

2017年12月9日、阪神競馬場での2歳新馬戦でデビューし、3着。2戦目で初勝利を挙げ、はこべら賞7着を挟み500万下条件戦、オープン特別の青竜ステークスと連勝する。重賞初出走のユニコーンステークスは9着に終わったが、続くレパードステークスでは先手を取ると、直線でのヒラボクラターシュの追い上げをクビ差振り切って、重賞初制覇を飾った[5]。初の地方競馬への遠征となった10月2日の白山大賞典は再び逃げの手を打って後続を突き放し、2着センチュリオン以下に5馬身差をつけて2分11秒4のコースレコードタイムも添えて重賞2勝目を挙げた[6]。続く浦和記念は2着、名古屋グランプリも3着に終わった。

2019年、4歳初戦の名古屋大賞典は2番手追走から直線抜け出して1馬身半差で勝利し、重賞3勝目を挙げる[7]アンタレスステークス2着の後休養し、4か月の休養明けとなったマーキュリーカップは好位追走から直線抜け出して後続を2馬身離して重賞4勝目を飾る[8]エルムステークス7着を経て出走の白山大賞典は道中3番手追走から直線入口で先頭に立つと、中団から脚を伸ばしたデルマルーヴルの追撃をクビ差凌いで勝利し連覇を達成した[9]。その後は屈腱炎を発症して長期休養に入り[10]2021年3月16日、高知での黒船賞でおよそ1年半ぶりに戦列復帰し4着[11]、アンタレスステークスもテーオーケインズの12着に終わった。

その後、再び休養に入り、2022年4月13日付けでJRA競走馬登録を抹消。高知競馬に移籍した[12]。転入後は7月までに3連勝するが、その後の出走はなく、翌2023年3月3日付で地方競馬からも登録を抹消され引退した[3]

競走成績

以下の内容は、JBISサーチ[4]およびnetkeiba.com[13]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上がり3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2017.12.09 阪神 2歳新馬 芝1200m(良) 15 6 10 006.60(3人) 03着 R1:10.5(35.3) -0.2 0幸英明 55 ベルガド 490
2018.01.06 京都 3歳未勝利 ダ1400m(良) 16 5 9 006.20(3人) 01着 R1:26.0(38.2) -0.3 0幸英明 56 (ノーウェイ) 490
0000.01.27 中京 はこべら賞 500万下 ダ1400m(稍) 16 6 11 004.70(3人) 07着 R1:27.6(40.3) -1.6 0藤岡康太 56 バーンフライ 492
0000.02.24 阪神 3歳500万下 ダ1400m(良) 10 3 3 012.30(4人) 01着 R1:24.5(35.9) -0.2 0幸英明 56 コパノキッキング 496
0000.05.13 東京 青竜S OP ダ1600m(稍) 12 8 12 016.80(5人) 01着 R1:36.9(36.1) -0.0 0川田将雅 56 (スマハマ) 496
0000.06.17 東京 ユニコーンS GIII ダ1600m(重) 16 4 7 004.00(2人) 09着 R1:36.2(36.4) -1.2 0川田将雅 56 ルヴァンスレーヴ 498
0000.08.05 新潟 レパードS GIII ダ1800m(良) 15 4 6 010.70(5人) 01着 R1:52.0(37.8) -0.0 0内田博幸 56 (ヒラボクラターシュ) 502
0000.10.02 金沢 白山大賞典 JpnIII ダ2100m(稍) 11 8 11 003.50(2人) 01着 R2:11.4(38.3) -1.1 0内田博幸 53 センチュリオン 505
0000.11.23 浦和 浦和記念 JpnII ダ2000m(良) 11 7 9 001.40(1人) 02着 R2:06.3(38.1) -0.9 0内田博幸 54 オールブラッシュ 502
0000.12.24 名古屋 名古屋GP JpnII ダ2500m(稍) 9 7 7 001.80(1人) 03着 R2:41.2(38.2) -1.6 0武豊 54 チュウワウィザード 512
2019.03.14 名古屋 名古屋大賞典 JpnIII ダ1900m(稍) 12 8 12 001.90(1人) 01着 R2:02.1(38.1) -0.2 0武豊 55 ヒラボクラターシュ 515
0000.04.14 阪神 アンタレスS GIII ダ1800m(稍) 16 2 4 003.60(2人) 02着 R1:50.9(37.6) -0.1 0浜中俊 57 アナザートゥルース 506
0000.07.15 盛岡 マーキュリーC JpnIII ダ2000m(良) 14 1 1 001.30(1人) 01着 R2:03.2(37.2) -0.3 0武豊 56 (ノーブルサターン) 510
0000.08.11 札幌 エルムS GIII ダ1700m(稍) 14 7 12 002.10(1人) 07着 R1:43.0(37.3) -1.1 0武豊 57 モズアトラクション 506
0000.10.01 金沢 白山大賞典 JpnIII ダ2100m(良) 9 8 10 002.10(1人) 01着 R2:15.9(38.9) -0.1 0浜中俊 56 デルマルーヴル 500
2021.03.16 高知 黒船賞 JpnIII ダ1400m(重) 12 3 3 010.90(5人) 04着 R1:29.7(41.3) -2.1 0武豊 56 テイエムサウスダン 514
0000.04.18 阪神 アンタレスS GIII ダ1800m(重) 16 3 5 012.30(5人) 12着 R1:51.1(39.2) -2.1 0浜中俊 56 テーオーケインズ 508
2022.06.19 高知 C3-13 ダ1300m(重) 9 1 1 001.00(1人) 01着 R1:24.5(38.5) -1.0 0宮川実 56 (ステラストラータ) 519
0000.07.02 高知 C3-11 ダ1300m(稍) 8 4 4 001.10(1人) 01着 R1:24.4(39.8) -1.1 0宮川実 56 (アスクマンカップ) 521
0000.07.24 高知 ヒギリ特別 C3-1 ダ1400m(稍) 8 1 1 001.20(1人) 01着 R1:31.6(40.9) -1.4 0宮川実 56 (トレイトセオリー) 520
  • タイム欄のRはレコード勝ちを示す。

血統表

グリム血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ヘイロー系
[§ 2]

ゼンノロブロイ
2000 黒鹿毛
父の父
*サンデーサイレンス
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
*ローミンレイチェル
1990 鹿毛
*マイニング Mr. Prospector
I Pass
One Smart Lady Clever Trick
Pia's Lady

ブランシュネージュ
2002 芦毛
サクラバクシンオー
1989 鹿毛
サクラユタカオー *テスコボーイ
アンジエリカ
サクラハゴロモ *ノーザンテースト
*クリアアンバー
母の母
*フックライン
Hook Line
1983 芦毛
*シャーディー Danzig
Unfurled
Hooked Bid Spectacular Bid
*バーブスボールド
母系(F-No.) フックライン(GB)系(FN:17-b) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer 5 ・ 5(母内) = 6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ [14][15]
  2. ^ [15]
  3. ^ [14][15]
  4. ^ [14][15]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o グリム”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年8月7日閲覧。
  2. ^ グリムが競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2022年4月13日). 2022年4月14日閲覧。
  3. ^ a b グリム 出走履歴”. 地方競馬全国協会. 2023年3月17日閲覧。
  4. ^ a b グリム 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年1月27日閲覧。
  5. ^ 【レパードS】グリムが逃げ切って重賞初制覇!”. サンスポZBAT!競馬. サンケイスポーツ (2018年8月5日). 2021年8月7日閲覧。
  6. ^ 【白山大賞典】3歳馬グリムがコースレコードで圧巻の逃げ切り勝ち”. サンスポZBAT!競馬 (2018年10月2日). 2021年1月26日閲覧。
  7. ^ ラジオNIKKEI - 競馬実況web - 【名古屋大賞典】(名古屋) - 4歳馬グリム快勝”. www.radionikkei.jp. 2021年1月26日閲覧。
  8. ^ 【盛岡・マーキュリーC】武豊グリムが断然人気に応え快勝! 重賞4勝目/地方競馬レース結果”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2019年7月15日). 2021年8月7日閲覧。
  9. ^ 【白山大賞典】グリムが1番人気に応えて連覇達成”. サンスポZBAT!競馬 (2019年10月1日). 2021年1月26日閲覧。
  10. ^ 【注目馬動向】グリムが名古屋大賞典で19年以来の復帰へスポーツ報知(2021年1月8日)。2021年8月7日閲覧
  11. ^ 【高知・黒船賞結果】テイエムサウスダンが8馬身差の圧勝! | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2021年3月17日閲覧。
  12. ^ 地方競馬 データ情報KEIBA.GO.JP(地方競馬情報サイト)、2022年5月27日閲覧。
  13. ^ グリムの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2021年1月27日閲覧。
  14. ^ a b c グリム 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年8月7日閲覧。
  15. ^ a b c d グリムの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2021年8月7日閲覧。
  16. ^ カーリービッドの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2021年8月7日閲覧。

外部リンク