オーエン・ロバーツ国際空港と港湾施設がある西側は、かなり開発されていて、街とリゾート地になっている。この島のよく知られた海岸は、セブンマイルビーチとラム・ポイントである。タートル・ファームという海亀の飼育場もある。ヘルと呼ばれる所には黒い石灰岩層があり、地獄の様な風景からヘル(Hell)と呼ばれている。島の東側は、ほとんど開発されていないが、ボタニカル・ガーデンという国立植物園やマスティック・トレイル(Mastic Trail)などの島の自然を堪能する事が出来る場所がある。歴史名所であるボーデンタウン(BoddenTown)はケイマン諸島最古の入植地の村でかつての首都だった。1780年に島最初の入植者ウィリアム・ボーデンが黒人奴隷のプランテーションのために建てた「ペドロ・セントジェームズ・キャッスル(Pedro St. James Castle)」という建物があり、大砲など配備して要塞の役割も果たしていた建物である。この建物は後にケイマン諸島で最初に選挙などの会議を行う場所などにも使われていた。現在は博物館のような施設になっており、展示やお土産ギフトを売るショップやカフェなどがある。