クロロファシノン
クロロファシノン(英: Chlorophacinone)は有機塩素化合物の一種。抗凝固作用を持ち、殺鼠剤として用いられる。 用途血液凝固因子の合成を阻害することにより、ネズミをはじめとする小型哺乳類に対する毒性を有する。殺鼠剤としてフランスのローヌ・プーラン社が開発し、日本では1973年3月31日に農薬登録を受けた。「ネズコ」の商品名で販売され、農地や林地などで野ネズミに対する毒餌として仕掛けられる[1]。 安全性日本の毒物及び劇物取締法では0.025%以下の製剤を除き劇物に分類される。半数致死量(LD50)はラットへの経口投与で20.5mg/kg、ウサギへの経皮投与で200mg/kg以上[2]。摂取すると腸管出血などの症状を生じる。 関連項目脚注
外部リンク
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