クバン川(クバンがわ、クバーニ川、ロシア語: Кубаньクバーニ、カラチャイ・バルカル語: Къобан、カバルド語: Псыжь、アディゲ語: Псыжъ、アバザ語: Къвбина、ノガイ語: Кобан)は、ロシア、北カフカスを流れる川である。長さ870km、流域面積57,900km2。
地理
カフカス山脈のエルブルス山付近に源を発し、北に流れてから西に向きをかえてタマン半島北岸のテムリュークでアゾフ海に注ぐ。川の大部分は航行可能である。流域には、クバン・コサックの根拠地が置かれた。
流域の都市はクラスノダール、チェルケスクなどがある。
流域は、クバン地方、クバーニ(クバン)と呼ばれ、現在のロシアのクラスノダール地方、スタヴロポリ地方、ロストフ州およびアディゲ共和国、カラチャイ・チェルケス共和国などの地域にあたる。
河口部の三角州にあるリマン群は1994年にラムサール条約登録地となった。一帯にはチョウザメ科の魚類が生息している[1][2]。
歴史
1926年、クゥバーニ川流域のウクライナ人は141万2276人、北カフカース全域のウクライナ人は310万7000人だった[3]。スターリンによる農業集団化により飢饉(ホロドモール)の被害が甚大だった[3]。
脚注
関連項目