キャラメルコーンキャラメルコーン(caramel corn)は、日本の東ハトがコーングリッツを原料にし1971年から製造販売しているスナック菓子の商品名、またはこれの元になった「ポップコーンにキャラメルをコーティングしたアメリカ合衆国のスナック」の一般名称である。後者のうち日本で発売されているものとしてはジャパンフリトレーが輸入販売しているクラッカー・ジャックがある。 東ハト・キャラメルコーン東ハト・キャラメルコーンは、東ハトがコーングリッツを原料にし1971年から製造販売するスナック菓子。オールレーズンと並び、同社のロングセラー商品。 パフ状のスナックに加え、小さなピーナッツが封入されていることが特徴。これは口直しとスナックに甘味を引き立てる塩味をつけやすくするためである。1990年代までテレビCMも放送されていた。1971年の発売当初より長らく続いたパッケージを2003年9月より東ハトCBOで元プロサッカー選手の中田英寿などで構成されるProject Rossoの検討により全体を顔に見立てて、青い瞳をした真っ赤なキャラクターの新デザイン「キャラメル・コーンくん」にリニューアルされた[1][2]。検討段階では口の中がキャラメルコーン(写真)でいっぱいになっていたが、それだと息苦しさを感じるとの意見が出たため、現在のように上部に隙間を空けた口になっている。パッケージでは、これまでにマンガ家とのコラボで「さくらももこキャラメルコーン」「藤子不二雄Aキャラメルコーン」「池田理代子キャラメルコーン」「手塚プロダクションキャラメルコーン」が発売されている。 種類2003年のリニューアル以降、様々なフレーバーのキャラメルコーンが発売されている。2012年に「ゴルゴ13」の作者であるさいとう・たかをや「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である水木しげるら“国民的マンガ家”をイメージした人気菓子「キャラメルコーン」4種類を期間限定で発売されている。その後は人気アニメ・キャラクターを題材としたキャラメルコーンが発売され、これまで、「ハローキティ」、「くまモン」(熊本県サプライズキャラクター)、「妖怪ウォッチ」、「ラブライブ!」をパッケージに起用した。 キャラメルコーンシリーズ
カナエルコーンシリーズだるまをモチーフにしたパッケージの側面に願い事を書き込むスペースがあり、合格を祈願する受験生のためのキャラメルコーンというキャッチコピーである。2005年12月より発売開始[4]。
キャラミニコーンシリーズ
紙製カップタイプ
六角形紙製ボックスタイプ
飲料
地域限定
その他、端午の節句、七夕、ひなまつり、クリスマスの各時期には限定パッケージのキャラメルコーンが発売される。 プライベートブランドデイリーヤマザキ系のプライベートブランドである良味100選、および、セブン&アイホールディングスのセブンプレミアム の「キャラメルスナック」の製造者が東ハトとなっており、キャラメルコーンと全く同じものであるとされる。 外部リンクアメリカ合衆国におけるキャラメルコーン
アメリカ合衆国におけるキャラメル(カラメル)コーンは、ポップコーンに砂糖や糖蜜から作られたキャラメルをコーティングしたスナックである。キャラメルを絡めることで、ポップコーンが甘みを持った歯ごたえのあるスナックとなる。しばしばピーナッツ、ペカン、アーモンド、カシューナッツといったナッツ類と混ぜあわせて提供され、映画館でも定番の一品となっている。 歴史→「クラッカー・ジャック」も参照
キャラメル化していない甘みでコーンを味付けしたケトルコーン(en:kettle corn)はヨーロッパ諸国によりアメリカ大陸が植民地化されたころから知られていたが、キャラメルで和えた食品の最初期の記録はシカゴ万国博覧会 (1893年)で紹介されたクラッカー・ジャックの原型であるCandied Popcorn and Peanutsに遡ることができる。 米国ではFisher's Popcornやen:Nuts on Clarkといったキャラメルコーンを主力商品とする会社に加え、クラッカー・ジャック、en:Fiddle Faddle、en:Lolly Gobble Bliss Bombs、en:Crunch 'n Munch、ヴェルタース オリジナルといった様々な商品が大規模な商業ベースで販売されている。 脚注
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