キャサリン・ボーモント
キャサリン・ボーモント(Kathryn Beaumont Levine、1938年6月27日 - )は、英国の女優。1951年のアニメ映画『ふしぎの国のアリス』および1953年のアニメ映画『ピーター・パン』の声の出演により1998年、「ディズニー・レジェンド」を受賞。 経歴1938年6月27日、ロンドンに生まれる[1]。母Evelyn Beaumontはプロのダンサー。父Kenneth Beaumontは歌手[2](アナウンサーとする資料もある[3])。1940年、父親の職場に近いウェールズ北西部のバンガーに移る[2]。1943年、It Happened One Sundayで長編映画に初出演[2]。 1945年、ロンドンに戻ってくるとメトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)が彼女との契約をオファーしてきたが、結局この時はMGMの映画には出ていない。MGMはイギリス人キャラクターとイギリス風ストーリーの映画を計画していたがアイディアがまとまらず、棚上げにしたに違いないとキャサリンは後に述懐する。このようなことはあったが、1948年にはMGMのOn an Island with Youに端役で出演している[4]。 MGMとの契約に基づきロサンゼルスに移る[5]。1949年、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズが1951年公開予定の『ふしぎの国のアリス』のアリス役を求めて英国の若い女優のオーディションを始めるが、キャサリンがこの役を射止める[6]。ウォルト・ディズニーが彼女の長い巻き毛のブロンド・輝く瞳・そして演技力を気に入って選んだとする資料もある[5]。脚本家で声優のウィンストン・ヒブラーのもと働いた[4]。ディズニーは次の長編『ピーター・パン』でも彼女を声優として起用した(ウェンディ役)。両作の制作にあたって、キャサリンは動きの参考用の写真を撮るためにモデルを務めた[4][7]。ウェンディの飛行シーンでは、高所恐怖症にもかかわらず吊り下げられて撮影に挑んだ[6]。 1998年、両作への出演によるウォルト・ディズニー・カンパニーに対する貢献を評価され、「ディズニー・レジェンド」(声優カテゴリ)を授与された[6]。 2005年、女優業を引退、アリス役とウェンディ役はヒンデン・ウォルチに引き継がれる[8]。その後散発的に復帰したこともある[5]。 私生活『ピーター・パン』の撮影終了後、ハイスクールを出た彼女は南カリフォルニア大学に進学。教育学の学位を取得。その後ロサンゼルスで36年間小学校教諭として働き、1997年退職[6]。 フィルモグラフィー映画
テレビ
ビデオゲーム
出典
参考文献
外部リンク |