キアイア鋼索線

キアイア鋼索線フニコラーレ・キアイア (funicolare di Chiaia) は、ナポリ市の公共交通設備の一つで、ヴォーメロの中心地区すなわちヴァンヴィテッリ駅と、キアイア区のリヴィエーラ・ディ・キアイアの上の地区(すなわちlinea 2ピアッツァ・アメデーオ駅)とを繋ぐ。

19世紀の終わり1889年に建設され、ナポリに造られた最初のケーブルカーであった。当初は蒸気で後の1900年代に電化された。その全長は500mで最大傾斜角度は29.18%である。起終点駅含めて4駅がある。現在はワイヤーロープによる中間地点複線の単線交走式。当初は、チェインによる複線交走式。そのためほぼ全線を占める隧道は複線用である。

2003年、ケーブルカーは修復が完了し、安全基準が適合された。さらに各駅はリバティ様式に改装され、新たに輝きを取り戻した。

山上駅は地下鉄Linea 1 と構内で繋がっている。そのためケーブルカーを降りると地上に出ずに地下鉄に乗ることができる(その逆も)。麓の駅と地下鉄Linea 2のピアッツァ・アメデーオ駅との同様の接続は検討中である。上の駅を出て2つ目のパラッツォーロ=パルコ・マルコリーニ駅はフィリッポ・パリッツィ通り (Via Filippo Palizzi)にありジョアッキーノ・トーマ通り (Via Gioacchino Toma) にも行ける階段がある。さらに3つ目の駅はヴィットーリオ・エマヌエーレ通りにあり、最後の麓の駅はマルゲリータ公園 (Parco Margherita) にある。

連絡 備考
Via Cimarosa
(チマローザ通り)
linea 1中央鋼索線 操業中
Palazzolo-Parco Marcolini
(パラッツォーロ=マルコリーニ公園)
操業中
C.so Vittorio Emanuele
(ヴィットーリオ・エマヌエーレ通り)
操業中
Via Regina Margherita
(レジーナ・マルゲリータ通り)
linea 2 操業中

路線図

Via Cimarosa
Palazzolo-Parco Marcolini
C.so Vittorio Emanuele
Via Regina Margherita

関連項目