ガストリック
ガストリック(欧字名:Gastrique、2020年2月12日 - )は、日本の競走馬[1]。主な勝ち鞍に2022年の東京スポーツ杯2歳ステークス。 デビュー前2021年のセレクションセール1歳に上場され、1600万円(税別)で前田幸治に落札された[3]。 戦績2歳(2022年)~3歳(2023年)10月23日に東京競馬場で行われた2歳新馬戦(芝1800m・13頭)で永野猛蔵を鞍上にデビュー。レースでは最後方からとなったが、直線で外から一気に追い込み抜け出そうとしていた6番人気ダニーデンを差し切り、これに1馬身半差をつけ優勝した[4]。 続いて11月19日に東京競馬場で行われた東京スポーツ杯2歳ステークス(GII)に出走。このレースは日本ダービー馬ワグネリアン、無敗の三冠馬コントレイルや3歳馬にして天皇賞(秋)を制したイクイノックスなどを輩出しており、出世レースとの呼び声も高い[5]。鞍上には新たに三浦皇成を迎え、5番人気に推された。レースでは後方からとなったが、直線で内目を突き外から追い込んだ2番人気ダノンザタイガーとのゴール前勝負を制して、これにクビ差をつけ優勝。デビューからの連勝で重賞初制覇を果たした[6]。鞍上の三浦は「非常に良い背中をしていて、まだ緩さがあって頼りない部分もありますが、スピードに乗ったときの沈み方に関しては『なかなかこんな馬はいない』という感触を受けていたので、レースを楽しみにしていました。初戦は後方から外を回す競馬でしたが、今回は馬群の中から間を割って、次の大きな舞台につながるいいレースができたと思います。」とコメント。管理する上原博之調教師は「馬の様子を見て、何もなければ次はホープフルステークスに向かいたいと思います。まだ良くなる可能性がある馬です。王道を行ってくれたらと思います。将来、楽しみです」と述べ、年末に行われる2歳GIのホープフルステークスに向かうことを明かした[7]。 12月28日に行われたホープフルステークスでは終始後方のまま見せ場なく16着と大敗[8]。その後、脚部不安を発症したため長期の休養に入った。 4歳(2024年)7月27日に行われた関越ステークスで1年7か月ぶりに実戦復帰し、中団追走も直線で伸びを欠き7着に敗れる。続くケフェウスステークスでは好位でレースを進めたが直線で全く伸びず9着に終わる。10月10日付けでJRAの競走馬登録を抹消され、現役を引退した[9]。引退後は美浦トレーニングセンターの乗馬苑で乗馬となる予定[10]。 競走成績以下の内容は、JBISサーチ[11]およびnetkeiba.com[12]の情報に基づく。
血統表
脚注注釈出典
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