カーヴ (バンド)
カーヴ(Curve)は、イギリスのロックデュオ。1990年にロンドンで結成。インダストリアルを取り入れたシューゲイザーバンドの一つとして人気を博した。 略歴ハワイ人とアイルランド人の両親を持つディーン・ガルシア(ギター、ベース、ドラムス、キーボード、プログラミング)と、英国人ヴォーカリストのトニ・ハリデイが共通の知人であるユーリズミックスのデイヴ・スチュワートを通じて出会い結成された。1991年に3枚のEP『Blindfold』『Frozen』『Cherry』をリリースし、翌1992年3月に1stアルバム『二重人格』(原題:Doppelgänger)を発表し、全英11位に付けた。またハリディはデペッシュ・モードのメンバー(当時)であるアラン・ワイルダーのソロプロジェクト、リコイルのアルバム『Bloodline』に参加し、「Edge to Life」「Bloodline」の2曲にボーカル提供した。11月にはそれまでにリリースした3枚のEPとシングル1曲で構成されたコンピレーション・アルバム『Pubic Fruit』を発表した。 1993年9月に2ndアルバム『Cuckoo』を発表。全英23位。アルバムを引っ提げたツアーによる疲れから、1994年に2人はカーヴを一旦解散させることを決意する。その後2人は新バンドを結成したりソロで活動を開始。 1996年9月にシングル「Pink Girl with the Blues」をリリースし、カーヴは再び活動を開始した。1997年11月リリースのシングル「Chinese Burn」を挟み、1998年2月に3rdアルバム『Come Clean』を発表。よりエレクトロニカに接近したサウンドを追求し、その後ヨーロッパで小規模のライヴツアーを展開した。カーヴの次のリリースは3年後である2001年5月発表のコンピレーション・アルバム『Open Day at the Hate Fest』だった。9月に4枚目のアルバム『Gift』をリリースした。アルバムにはマイ・ブラッディ・ヴァレンタインのケヴィン・シールズが2曲でギタリストとして参加した。 2002年に5枚目で最後のスタジオ・アルバムである『The New Adventures of Curve』を発表。同作はインターネットのみのリリースとなった。2003年にハリディはL'Arc〜en〜Cielのドラマーであるyukihiroのプロジェクト、acid androidの楽曲「faults feat.toni halliday」でボーカル提供を行った。2004年5月に2枚組ベスト・アルバム『The Way of Curve』をリリース。翌2005年始めにハリディはカーヴからの脱退を発表、これ以上カーヴでの活動を行わないことを宣言しカーヴは解散した。2010年10月にレア曲や未発表曲を収録したダウンロードオンリーアルバム『Rare and Unreleased』を発表した。 メンバー
ディスコグラフィースタジオ・アルバム
コンピレーション・アルバム
EP、シングル
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