カーマーゼンシャー (英語: Carmarthenshire [kəˈmɑː.ðən.ʃər][1], ウェールズ語: Sir Gaerfyrddin [siːr gɑːɨrˈvərðɪn])は、ウェールズ西部の州で、かつての歴史的なウェールズ13州の一つである。主要な町はラネリ、カーマーゼン、アンマンフォードである。
地理
カーマーゼンシャーは、北をケレディジョン、東をポーイス、ニース・ポート・タルボット、スウォンジー、南をブリストル海峡、西部はペンブルックシャーと接する。カーマーゼンシャーの人口はおよそ170,000人で、人口の55.1%がウェールズ語話者である。山地と丘陵地帯で覆われている。ファウル森とブラック山地が州東部と北にのぞむカンブリア山地へ向け伸びる。南部の海岸には、多くの漁村と砂浜がある。州の標高最高地点は、カーマーゼン・ファンの770メートルである。カーマーゼンシャーはかつてウェールズで採用されていた州制度では、最大の州となっていた。
主要な町は、アンマンフォード、バリー・ポート、カーマーゼン、キドウェリー、ラネリ、ランデイロ、ニューカッスル・エムリン、ランドヴァリー、サンディー、サンクレア、ホイットランド、ペンティウィンである。主要河川は、ティウィ川(en:River Tywi)、Loughor川 (かつての州グラモーガンとの境となっていた)、グウェンドレス・ファウルである。主要産業は農業、営林、漁業、観光業である。州最大の町ラネリには遠く及ばないが、州の中心にあるためにカーマーゼンが州都となっている。
州の政治
カーマーゼンシャーは、1888年度地方自治法に基づく四季裁判所から機能を引き継いだ州議会をもつ地方行政区画となってきた。1972年度地方自治法のもと、カーマーゼンシャーの地方行政区画は1974年4月1日に廃止され、カーマーゼンシャー地域は新たなダヴェド州(en:Dyfed)に含まれる3つの地区の一つとなった。1994年度ウェールズ地方自治法改正により、1996年4月1日にダヴェド州は廃止され、3つの地区は統合されカーマーゼンシャーとなった。2003年の地元運動によって、クランダウェン村はペンブルックシャーへ分離・併合された。
見どころ
歴史ある名所
地理
博物館
保存鉄道
スポーツ施設
脚注
外部リンク
座標: 北緯51度51分22秒 西経4度18分38秒 / 北緯51.85611度 西経4.31056度 / 51.85611; -4.31056