カペラ賞(カペラしょう)は、佐賀県競馬組合が佐賀競馬場ダート1800mで施行する地方競馬の重賞競走である。正式名称は「エフエム福岡杯 カペラ賞」。
概要
2013年に佐賀所属2歳馬限定の重賞(S2)競走として創設された。なお、第1回よりJRA認定競走としても行われている。
2018年度の番組改編において、重賞格付け制度変更により重賞(それまでのS1に相当)に格上げされ、佐賀競馬の2歳チャンピオン決定戦に位置づけられた[2]。
距離は創設時が1750m、2014年から2016年までは1400m、2017年は1750mで行われた。2018年からは現行の1800mとなっている。
2020年から高知・佐賀スタリオンシリーズに指定されている。対象種牡馬は2020年がグァンチャーレ[3]、2021年がレインボーライン、2022年がストロングリターン[1]、2023年がインティ[4]、2024年はオメガパフューム[5]。
条件・賞金(2024年)
- 出走条件
- サラブレッド系2歳オープン、佐賀所属
- 負担重量[1]
- 定量(55kg、牝馬1kg減)
- 賞金額
- 1着600万円、2着210万円、3着120万円、4着90万円、5着60万円、着外12万円[5]
- 副賞[5]
- エフエム福岡社長賞、JBC協会賞(オメガパフューム賞)、大分県馬事畜産振興協議会会長賞、佐賀県馬主会会長賞、佐賀県競馬組合管理者賞
歴史
- 2013年 - 2歳馬によるS2の重賞として創設。施行距離は1750m。
- 2014年 - 距離が1400mに短縮。
- 2017年 - 距離が1750mへ戻される。
- 2018年
- 重賞(旧S1に相当)に昇格。
- 距離が1800mに延長。
- レース名が「エフエム福岡杯 カペラ賞」となる。
- 2020年 - 高知・佐賀スタリオンシリーズに指定される。
歴代優勝馬
回数 |
施行日 |
距離 |
優勝馬 |
性齢 |
所属 |
タイム |
優勝騎手 |
管理調教師 |
馬主
|
第1回 |
2013年12月7日 |
1750m |
マツノヴィグラス |
牝2 |
佐賀 |
1:58.4 |
田中直人 |
東眞市 |
藤木敏則
|
第2回 |
2014年11月29日 |
1400m |
ダイリンザン |
牡2 |
佐賀 |
1:29.7 |
真島正徳 |
真島元徳 |
廣松一義
|
第3回 |
2015年11月28日 |
1400m |
ドンプリムローズ |
牝2 |
佐賀 |
1:31.6 |
真島正徳 |
真島元徳 |
光安了
|
第4回 |
2016年11月19日 |
1400m |
ハクユウロゼ |
牝2 |
佐賀 |
1:28.7 |
山口勲 |
東眞市 |
(株)H.Iコーポレーション
|
第5回 |
2017年11月4日 |
1750m |
エリザベスセーラ |
牝2 |
佐賀 |
1:58.1 |
兒島真二 |
北村欣也 |
藤井陸治
|
第6回 |
2018年11月25日 |
1800m |
ニュールック |
牝2 |
佐賀 |
2:00.1 |
山口勲 |
東眞市 |
原久美子
|
第7回 |
2019年11月24日 |
1800m |
リバイブ |
牝2 |
佐賀 |
1:58.1 |
山口勲 |
東眞市 |
原久美子
|
第8回 |
2020年11月23日 |
1800m |
プリマステラ |
牝2 |
佐賀 |
1:59.6 |
石川慎将 |
渡辺博文 |
原久美子
|
第9回 |
2021年11月14日 |
1800m |
タケノサイコウ |
牡2 |
佐賀 |
2:00.5 |
飛田愛斗 |
古賀光範 |
竹原孝昭
|
第10回 |
2022年11月13日 |
1800m |
ネオシエル |
牡2 |
佐賀 |
2:03.9 |
石川倭 |
真島元徳 |
瓜生和彦
|
第11回 |
2023年10月22日 |
1800m |
ウルトラノホシ |
牡2 |
佐賀 |
1:58.4 |
石川倭 |
真島元徳 |
中野香代子
|
第12回 |
2024年10月6日 |
1800m |
ポリスヴィークル |
牝2 |
佐賀 |
2:08.2 |
川島拓 |
北村欣也 |
(株) 本城
|
各回競走結果の出典
同名の競走
大井競馬場[6]、川崎競馬場[7]、盛岡競馬場[8]において同名の条件特別競走が施行されている。
出典