カプロン酸アリル
カプロン酸アリル(カプロンさんアリル、Allyl caproateまたはAllyl hexanoate)は、化学式C9H16O2で表されるカルボン酸エステルの一種。ヘキサン酸アリルとも呼ばれる。天然にはパイナップル、イチゴ[3]、ジャガイモ、マッシュルーム[4]などに含まれる。 用途パイナップルのような香りを持ち、パイナップルやリンゴ・アンズなどの香りの食品用香料の調合原料[1]、口紅や香水の原料として使用される。柑橘類に添加すると、甘くジューシーな香りを持たせる効果がある。 製法塩化カプロイルとアリルアルコールを反応させる方法と、アリルアルコールとカプロン酸に硫酸を加えて煮沸した後、水蒸気蒸留する方法とがある[5]。 脚注
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