カナリア諸島ダービー
カナリア諸島ダービー (Canary Islands derby) は、スペイン・カナリア諸島にあるCDテネリフェとUDラス・パルマスのサッカーの対戦のことである。テネリフェはテネリフェ島、サンタ・クルス・デ・テネリフェに本拠地を置き、ラス・パルマスはグラン・カナリア島、ラス・パルマス・デ・グラン・カナリアに本拠地を置く。2022-23シーズン時点でどちらもセグンダ・ディビシオン(2部)に属する。 歴史サンタクルス・デ・テネリフェとラス・パルマス・デ・グラン・カナリアはカナリア諸島自治州州都の役割を共同で担っており、両クラブは完全に隔てられた島に位置するにもかかわらず、創設以来カナリア諸島の二大クラブとして覇権を争ってきた。リーグ戦での初対戦は1953-54シーズンのセグンダ・ディビシオン(2部)であるが、2試合とも引き分けに終わった。1963-64シーズンまでの対戦成績はテネリフェが2勝、ラス・パルマスが2勝、引き分けが4試合と互角であったが、ラス・パルマスがプリメーラ・ディビシオン(1部)に昇格したことで、リーグ戦でのダービーの開催は20年間途絶えた。ラス・パルマスは1960年代と1970年代に隆盛を極め、1968-69シーズンにはプリメーラ・ディビシオン(1部)で2位(優勝はレアル・マドリード)となり、1977-78シーズンにはコパ・デル・レイで準優勝(優勝はFCバルセロナ)した。1983年にラス・パルマスがセグンダ・ディビシオンに降格したため、1983-84シーズンには20年ぶりにリーグ戦でのダービーが開催された。テネリフェは1990年代に最盛期を迎え、1992-93シーズンと1995-96シーズンにはプリメーラ・ディビシオンで過去最高位の5位となった。1996-97シーズンにはUEFAカップで準決勝に達したが、優勝したドイツのシャルケ04に敗れた。2001-02シーズンにはプリメーラ・ディビシオンで初のダービーが開催されたが、同シーズンには両クラブともにセグンダ・ディビシオン降格となった。 概要UDラス·パルマスのスポンサー、LaCajadeCanarias テネリフェのスポンサー、CajaCanarias。ラス・パルマスは黄色のシャツに青色のパンツとソックスを身につける。テネリフェは青色と白色のシャツに青色のパンツと白色のソックスを身につける。 スタジアムラス・パルマスの本拠地は31,250人収容のエスタディオ・グラン・カナリアである。ラス・パルマス・デ・グラン・カナリアに位置し、カナリア諸島で最大の収容人数を誇る。2007年にはスペイン代表が北アイルランド代表と親善試合を行い、シャビ・エルナンデスの得点でスペインが1-0で勝利した。テネリフェの本拠地は23,000人収容のエスタディオ・エリオドロ・ロドリゲス・ロペスである。サンタクルス・デ・テネリフェに位置し、これまでにスペイン代表の試合を4度開催してドイツ代表、スイス代表、ポーランド代表、スロバキア代表を招き入れた。 記録
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