カトゥアロン(フランス語:Catualon, ? - 1050年以降)またはカトワロン(フランス語:Catwallon)は、ブルターニュ公コナン1世の息子で実母は不明。1019/21年から1040年までルドンのサン=ソヴール修道院(フランス語版)の修道院長を務めた。ブルターニュの修道院を発展させたことでも知られている[1] 。
1026年3月22日の報告によると、亡兄ジョフロワ1世がゲデル島領をサン=ソヴール・ド・ルドン(フランス語)の修道院長メイナール2世(フランス語)に寄進したこと、及び1019/1021年に修道士と信徒達がカトゥアロンを修道院長に選出し、これを機に修道院長職への就任を求められたことについて記載されている[2]。
脚注
- ^ 『Les Noms qui ont fait l’histoire de Bretagne(ブルターニュの歴史を彩った名達)』(1997年)によると、ブルターニュには少なくとも5つのカトゥアロンの名を持つ通りがあるという。
- ^ Hubert Guillotel (2014). Actes des ducs de Bretagne (944-1148). Rennes: Presses universitaires de Rennes. pp. 182-184. ISBN 9782753534988
参考文献
- Hauréau, Jean-Barthélemy (1856) (ラテン語). Gallia Christiana. XIV Provincia Turonensi. Paris: Firmin-Didot. p. 947 Ecclesia Venetenis, S. Salvator de Rotono XV Catvalonus
- Arthur de La Borderie (1975) (フランス語). Histoire de la Bretagne (VI volume). Mayenne: Joseph Floch (réédition) , p. 248 (note), Tome II & p. 158, Tome III.