カスミソウ
カスミソウ(Gypsophila elegans)は、ナデシコ科の植物。仏花用などに切り花が生産されるほか、花壇で栽培されることもある。ムレナデシコという和名もある。 生態耐寒性または半耐寒性の一年草。ウクライナ、コーカサス地方、イラン北部などの高緯度地方が原産[3]。花色は白か淡赤色。他のカスミソウ属と同様、岐散花序を形成する。 長日植物で、日長10時間以下の短日条件では開花が抑制される。12時間以上の長日条件で開花が促進されるが、その効果は日長が長いほど強い[3]。また短日条件でロゼット化が誘導されるが、温度はロゼット化にはあまり影響していないとされる[3]。 利害切り花や花壇用に栽培・生産される。しかし開花調節技術が確立されておらず、長期出荷が可能になっていないため、同属のシュッコンカスミソウ(宿根カスミソウ)に比べ生産量は劣る。 脚注
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