カオジロブロンズトキ

カオジロブロンズトキ
カオジロブロンズトキ Plegadis chihi
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ペリカン目 Pelecaniformes
: トキ科 Threskiornithidae
亜科 : トキ亜科 Threskiornithinae
: ブロンズトキ属 Plegadis
: カオジロブロンズトキ P. chihi
学名
Plegadis chihi (Vieillot,1817)
英名
White-faced Ibis
     繁殖地      非繁殖地      周年生息地      移動地

カオジロブロンズトキ(学名:Plegadis chihi)は、ペリカン目トキ科に分類される鳥類の一種。別名メガネトキ(眼鏡朱鷺)。

分布

アメリカ西部、メキシコ北部から南アメリカ(ボリビアからアルゼンチン北部まで)にかけて分布する。分布域は広いが不連続的である。

形態

全長46-56cm。体色ブロンズトキと似ており、繁殖個体は赤褐色の身体に暗緑色の翼をもつが、非繁殖個体と若年個体は暗い体色のままである。顔の赤色の皮膚が一部裸出している。生殖羽では、顔の周囲を縁取る白線がはいる。

ブロンズトキとは体格以外(本種の方がやや小型)はよく似ているため、本種をブロンズトキの亜種とする説もある。しかし、アメリカにおける本種とブロンズトキとの混合コロニーにおいて交雑例がないことなどから、最近は別種とする説が有力である。

生態

内陸の沼地や湿地の多い草原に生息する。

魚類甲殻類カエル昆虫類などの小動物を捕食する。

集団繁殖地(コロニー)を形成して繁殖する。しばしば他種との混合コロニーを形成する。1腹3-4個の卵を産み、抱卵期間は18-23日である。雛は孵化後28-33日で巣立ちする。

脚注

  1. ^ BirdLife International. 2016. Plegadis chihi. The IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T22697426A93613243. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2016-3.RLTS.T22697426A93613243.en. Accessed on 27 September 2023.

参考文献