オフ・ザ・グラウンド (曲)
オフ・ザ・グラウンド(原題:Off The Ground)は、1993年にポール・マッカートニーが発表した楽曲およびシングルであるほか、アルバム「オフ・ザ・グラウンド」の表題曲である。 概要マッカートニーは1993年の会報のインタビューで「アルバム制作の最後の方に、ウィックス[1]が「このアルバムではとても自然に作業できたが、一つだけ試していないことがある、それはコンピュータのことだ」と言ったんだ。でも、「もうアルバムの大部分はできているんだから、ちょっと変わったことをするために、1日くらい時間をかけてもいいんじゃないか」と言われたから、ああ、これは面白いかもしれないと思ったんだ。それで、他のメンバーには1日休みを与えて、僕とウィックスと制作チームだけで1日コントロール・ルームに入ったんだよ」と語っている[2]。 元々はアルバムに収録する予定はなく、フォークソング風の楽曲だったとのこと[3]。マッカートニーは「この曲は好きだったんだけど、アルバムには入れられなかった。だから、どうせ遊びながら実験して、1曲無駄にするなら、この曲でやった方がいいんじゃないかと思ったんだ。それで、この曲を持ち込んで,色々と試してみたんだ。すぐにコンピューターにリズムトラックが入り始め、曲の方向性が少し変わり、よりエキサイティングになった。そして、「よし、ちょっとヘビーなギターを入れてみよう」と。そして、マシンベースを少し入れて、よりファンキーにし、パーカッションを入れて、僕が歌って、トラックとしてまとまり始めたんだ。その日の終わりには、いくつかのハーモニーとロビーのソロを残して、ほぼ完成していたよ」と述べた[4]。 ヨーロッパ盤、日本盤のシングルには、リミックスされたバージョンが収録され、アメリカではアダルト・コンテンポラリー・チャートで27位を記録した[5] ミュージックビデオこの曲のPVでは、タイトルの「Off The Ground[6]」の通り、マッカートニーが空を飛んでいるように映像処理されている。なお、PVの冒頭で聴かれる短いギターソロは、「Soggy Noodle」というタイトルでアルバム「ザ・コンプリート・ワークス[7]」に収録されている。 タイトルトラックとなった経緯この曲がタイトルトラックとなった経緯について、マッカートニーは「娘とたまたま話していてね、彼女が「今日は何をしたの?パパ」と聞いてきた。それで僕は「僕らはこの曲をやったんだ。「オフ・ザ・グラウンド」っていう曲なんだけど。」と返した。そしたら彼女が「あら、いいアルバムタイトルだわ」と言ったんだ。」と語っている[8]。 クレジット
脚注
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