オットー・ナーゲル(Otto Nagel、1894年9月27日‐1967年7月12日)は、ドイツの画家。
生涯
大工と社会民主主義者の間にベルリンで生まれる。
ステンドグラス職人に学びはじめたが、すぐにやめ、1912年ドイツ社会民主党に入党。
アウグスト・マッケの絵を気に入り、美術に興味を持つようになった。1920年ドイツ共産党に入党。
美術を研究しているうちに、エル・リシツキーやケーテ・コルヴィッツを知る。後平和運動に力を入れ、エルヴィン・ピスカトールとともに、美術団体を設立。コルヴィッツやハインリッヒ・ツィレなどと交友関係を結ぶ。
ナーゲルの描いた作品はナチス政府によって「退廃芸術」に指定され押収され、破棄された。1936年から1937年の間はナチスの強制収容所に投獄されたが、なんとか生き延びることができた。
第二次世界大戦後は東ドイツ活動し、東ドイツ文化協会の共同設立者になった。1956年から1962年の間は、ベルリンの東ドイツ芸術アカデミーの会長を務めた。1967年にベルリン=ビースドルフで没した。
出典
- Erhard Frommhold: Otto Nagel. Zeit, Leben, Werk, Berlin, 1974
- Wolfgang Hütt: Welt der Kunst – Otto Nagel, Henschelverlag. Kunst und Gesellschaft, Berlin, 1984
- Sepp Kern. "Nagel, Otto." In Grove Art Online. Oxford Art Online, (accessed 31 December 2011; subscription required).
- Heinz Lüdecke: Künstler der Gegenwart 1 – Otto Nagel, VEB Verlag der Kunst, Dresden, 1959
- Gerhard Pommeranz-Liedtke: Otto Nagel und Berlin, VEB Verlag der Kunst, Dresden, 1964
脚注
外部リンク