オスカル・モラヴェッツ

オスカル・モラヴェッツ(Oskar Morawetz, 1917年1月17日 - 2007年6月13日)は、カナダ作曲家

人物

ボヘミア(現チェコ)のスベトラ・ナド・サザボウで生まれる。プラハピアノ音楽理論を学んでいたが、1938年ナチス・ドイツによって祖国チェコスロバキアが解体されると、ウィーン、ついでパリに逃れて学習を続けた。最終的に1940年にヨーロッパを離れてカナダに亡命した。1946年にはトロントの王立音楽院で教壇に立ち、1952年から1982年までトロント大学作曲の教授を務めた。1989年にはカナダ勲章を受章している。

色彩的なオーケストレーションが特徴的で、20世紀の様々な技法を取り入れている。しかし十二音技法電子音楽偶然性の音楽などを採用することはなかった。

代表作には『マーティン・ルーサー・キングの思い出に』、『アンネ・フランクの日記より』などがある。

文献

  • Československý hudební slovník II (M–Ž), 1965, SHV, Praha
  • CBC Times October 1949, March 1954, March 1956, December 1959, July 1969 issues
  • Canadian Composer March 1967, October 1970, April 1974, March 1982, December 1987 issues

外部リンク