オオハシ下目
オオハシ下目(おおはしかもく、学名 Ramphastides)は、鳥類キツツキ目の下目である。ゴシキドリ類 (英語: Barbets)* とオオハシ類 (Toucans) が含まれる。 キツツキ下目 Picides と姉妹群で[1][2]、合わせてキツツキ亜目を構成する。 オオハシ下目は5科からなる[3][4]。うちオオハシ類はオオハシ科のみで、残りの4科はゴシキドリ類である。ゴシキドリ科とオオハシゴシキドリ科(およびオオハシ科)は中南米、ハバシゴシキドリ科はアフリカ、オオゴシキドリ科は熱帯アジアに生息する。ゴシキドリ類はオオハシ類を内包する側系統である。 かつてはこれらはオオハシ科とゴシキドリ科に分けられ、合わせてオオハシ上科 Ramphastoidea(またはゴシキドリ上科 Capitonoidea)とされてきた[5]。しかし1980年代にゴシキドリ科の一部がオオゴシキドリ科・ハバシゴシキドリ科に分離されオオハシ上科からも外され、それらの上にオオハシ下目が設けられた(初期はオオハシ小目 Ramphastida とも[6])。さらに2000年代にゴシキドリ科からオオハシゴシキドリ科が分離され、5科となった。 ここでのオオハシ上科全体をオオハシ科(またはゴシキドリ科)とし、オオハシ下目全体で3科とする説もある。しかし、オオハシ類とゴシキドリ類の形態上の顕著な相違点から、これらが区別できるよう5科に分けることが多い[7]。
出典
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