エンポリアム
エンポリアム(タイ語: เอ็มโพเรียม、英語: The Emporium)は、タイのバンコク都クローントゥーイ区にある 高級百貨店(Emporium Department Store)とショッピングモール (Emporium Shopping Complex) の二つを合わせた複合商業施設。 正面のエムクオーティエ (EmQuartier)と、現在建設中のエムスフィア (EmSphere)を合わせた総面積は65万平方メートルに及ぶ。 1997年7月27日に開業。タイのモール・グループ (The Mall Group) 財閥が所有する9番目の商業施設である。地上7階、地下1階の構造。ホテルのエンポリアム・スイーツ (Emporium Suites、42階) と、エンポリアム・タワー(Emporium Tower、35階) を併設。2015年に建築デザイナーのBOIFFILS による内外装すべてのリニューアルが完了した。 サイアム・パラゴンやエムクオーティエと同じ会社の所有であり、その直接の競争相手はセントラル・グループである。どちらの会社も、カルフール、テスコ・ロータス、それにBigC (後者は一部セントラルグループの所有)などの ハイパーマーケットの経営者と共に、バンコクをショッピングモール天国に変えていった (2014年の時点でバンコク都内のショッピングモール数は120棟を超えている)。 施設内にはシネマコンプレックス、書店、両替所、ファッション店、ヘアサロン、雑貨屋、食料品店、スーパーマーケット、そしてたくさんの高級レストランがある。 創業時1997年のタイはアジア経済危機の最中にあったが、タイ人富裕層の海外旅行が減少して物価の安い国内での消費に集中し、また外国人在住者の顧客を多く獲得する要因となった。 今も日本人や欧米人が多く住むバンコク中心部エリアにあるため品質の良い店や商品が多く、現地の富裕層や世界中からの観光客が多く訪れる。タイ人およびタイ在住外国人向けの会員カード「Mカード」と旅行者用の「ツーリストカード」が提供されている。 正面にあるエムクオーティエとの間にはBTSスカイトレインの線路が通っており、高架下の敷地を合わせた広いイベント会場では季節にあわせた装飾や無料コンサート、また王室関連のイベント等が開催される。 テナントとサービスMカードザ・モール系列百貨店の共通会員カード。無料で店頭やスマートフォンでの申込みが可能。スマホ向けアプリケーション『MCard』は店外からの申込みや、これまでに集めたポイントの確認もできる。
ギフト券ザ・モール系列百貨店で利用可能な商品券。期限はなく、使用時にお釣りが出ない。販売価格は1,000バーツの1種類のみで、インフォーメーションカウンター等で購入できる。 パワーモールザ・モールグループ直営の家電ショップ。 パソコン、携帯電話、デジタルカメラ、音楽プレーヤーなどのデジタル家電からテレビ、オーディオ機器、冷蔵庫、洗濯機など家電のすべてが揃う。エンポリアムでは日本メーカーの商品ラインアップが充実。デモ機の展示や、アフターサービス専門のカウンターもある。楽器やゲームなどの娯楽品、給湯器やシャワー装置などの生活用品もこの売場で販売している。 テナント一覧
エンポリアム周辺場所はスクンビット通りソイ24の入口にあり、ベンチャシリ公園と並んでいる。BTS(スカイトレイン)の線路を挟んで、正面のエムクオーティエと向かい合って立地している。 建設中のエムスフィアの完成と同時にBTSプロムポン駅周辺を改築して、ベンチャシリ公園とエンポリアム、エムクオーティエが連絡通路でつながるエム・ディストリクト計画(EM DISTRICT)が進んでいる。 最寄り駅・ホテルなどBTSスカイトレインのプロンポン駅より徒歩0分。駅前から直接繋がっている。 最寄りのホテルはエンポリアム・スイート(Emporium Suite by Chatrium)、バンコク・マリオット・マーキス・クイーンズパーク (Bangkok Marriott Marquis Queen's Park Hotel)、ヒルトン・スクムビット・バンコク (Hilton Sukhmvit Bangkok) など。周辺には外国人が住むコンドミニアムやサービスアパートメントも多く、それぞれのシャトルバスサ−ビスの発着場としても利用されている。 外部リンク |