エミナ・ヤホヴィッチ
エミナ・ヤホヴィッチ・サンダル(ボスニア語:Emina Jahović Sandal、セルビア語:Емина Јаховић Сандал、トルコ語:Emina Yahoviç Sandal、1982年1月15日 - )は、セルビアの歌手である。民族的にはボシュニャク人である。 トルコに帰化したバスケットボール選手・ミルサド・テュルクジャン(Mirsad Türkcan)の妹であり、トルコではエミナ・テュルクジャン(Emina Türkcan)の名で知られている。トルコ人の歌手ムスタファ・サンダルと結婚している。 来歴1982年1月15日、ユーゴスラビア社会主義連邦共和国・セルビア社会主義共和国の南部サンジャク地方の主要都市・ノヴィ・パザルに生まれる。 音楽の初等教育を受け、地元の合唱団や民謡グループで歌っていた。高校時代は演劇をしていた。こうした来歴の中で歌唱に自身を見出すようになった。 2000年に、モンテネグロのズラトナ・スタザ音楽祭に参加し、「Samo ti, moja muziko」を歌った。2002年にはユーロビジョン・ソング・コンテストのボスニア・ヘルツェゴビナ代表を選ぶ予選大会BH Eurosongに参加し、「U, la-la」を歌う。 ボスニア・ヘルツェゴビナの有名なシンガー・ソングライターであるディノ・メルリン(Dino Merlin)が作詞・作曲した「U, la-la」はデビュー・アルバム『Tačka』のリード・シングルとなった。アルバムはボスニア・ヘルツェゴビナやその他の旧ユーゴスラビア諸国で高い人気を得た。このアルバムの収録曲の中で特に人気が高かったものには「Tačka」、「Osmi dan」、「Kad si sa njom」、「Odbojka」などがある。2002年、楽曲「Osmi dan」はRadio Fest BIH 2002の賞を受けた。2003年にはサラエヴォで行われたオスカル・ポプラルノスティ(Oskar popularnosti)にてズラトナ・ズヴェズダ(Zlatna zvezda、黄金の星)賞を受賞した。 2003年にはまた、モンテネグロのヘルツェグ・ノヴィで行われたスンチャネ・スカレ(Sunčane Skale)音楽祭に参加し、「Uzalud se budim」を歌って3位となった。これは旧ユーゴスラビア全域で人気歌手となる大きなきっかけとなった。2004年にもこの音楽祭に参加し、「Voljela te il' ne voljela」を歌っている。 2005年、2枚目のアルバム『Radije ranije』を、セルビアの大手レコード会社・シティ・レコーズからリリースした。アルバムには「Radije ranije」、「Tvoja greška」、「Da l' ona zna」などが収録されている。2005年にブドヴァで行われたブドヴァ・フェスティバルでは「Nije više tvoja stvar」を歌い、最優秀作詞者賞を受賞した。 2008年、ボヤン・ドゥギッチ(Bojan Dugić)の製作チームによってアメリカ合衆国のニューヨークで製作・録音されたマキシ・シングル「Exhale」をリリースした。同年12月、サーシャ・コヴァチェヴィッチとのデュエット曲「Još ti se nadam」をリリースした。ビデオ・クリップはトルコで撮影された。 人物身長178センチメートルの長身である。サラエヴォでは、外国人からペネロペ・クルスと間違われることが何度もあった。ベオグラードのブレチャ・カリッチ大学(Univerzitet Braća Karić)で経営管理論を学んでいる。マケドニア共和国のファッション・ブランド「Kara」の公式キャラクターを務める[1]。 トルコでは、ムスタファ・サンダルの妻として有名である。エミナ・ヤホヴィッチとムスタファ・サンダルは2008年1月13日にトルコのイスタンブールにて結婚した[2]。2008年8月8日に初の息子を出産している。 ディスコグラフィーアルバム
シングル
脚注外部リンク
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