エゾフネガイ

エゾフネガイ
巻貝に付着したエゾフネガイとその内面
分類
: 動物界 Animalia
: 軟体動物門 Mollusca
: 腹足綱 Gastropoda
: タマキビ形目 Littorinimorpha
: カリバガサガイ科 Caryptraeidae
: エゾフネガイ属 Grandicrepidula
: エゾフネガイ
G. grandis
学名
Grandicrepidula grandis
Middendorff, 1849
和名
エゾフネガイ(蝦夷舟貝)
英名
a kind of slippersnails[1]

エゾフネガイ(蝦夷舟貝、Grandicrepidula grandis)は、笠貝のような外観の1~3cm程度の巻貝で、ホタテガイツブ貝に付着している。貝を外すと、殻の下に白色の吸盤があり、貝殻はスリッパ状または半分が甲板に覆われたボートのような形をしていて、仕切り棚板の内側に小さな内臓が巻貝らしく巻かれて納まっている[1]。小さいが加熱すると食べることができて美味い[2]。東北からアリューシャン列島にかけて生息し、最大約9cmに達する[3]。生息環境によって性転換する[4]

出典

  1. ^ a b Hugh J. Porter & Lynn Houser (1997). Seashells of North Carolina. North Carolina Sea Grant Collage Program. https://repository.library.noaa.gov/view/noaa/41769 
  2. ^ エゾフネガイ”. ぼうずコンニャク. 2021年3月6日閲覧。
  3. ^ 奥谷喬司『世界文化生物大図鑑『貝類』』世界文化社、2004年。ISBN 4-418-04904-5 
  4. ^ オスからメスへの性転換 エゾフネガイの場合”. 龍谷大学. 2021年3月6日閲覧。

関連項目

外部リンク