ウラジオストク国際空港(ウラジオストクこくさいくうこう、露: Международный аэропорт "Владивосток"、英: Vladivostok International Airport)は、ロシア連邦プリモルスキー地方のウラジオストク郊外のアルチョームにある国際空港。
概要
ロシアウラジオストク中心部から北に40km余りの位置にあるウラジオストク空港は、主要滑走路であるクネーヴィッチ(Кневичи、Knevichi)飛行場と、主に地元の飛行クラブに利用されているオジョールヌイエ・クリュチー(Озёрные ключи、Ozernye Klyuchi)飛行場の二つの飛行場から構成されており、ICAOコードのUHWWは「Knevichi」として登録されているため、ウラジオストク空港を「クネヴィッチ飛行場」または「クネヴィッチ空港」と呼ぶこともある。
- 極東の空港としては最新の設備を持ち、ロシア語だけでなく英語での放送も行うなど極東における国際拠点空港として整備されつつある。オーロラ(旧ウラジオストク航空)の本拠地でもある。
- 2017年8月8日より、査証免除国家の旅券を所持する者とは別に、一部の国家の旅券を所持する者はウラジオストク国際空港からロシア沿海地方限定で、8日間滞在可能な簡易ビザをインターネットで事前申請することが可能となった(詳細はロシアの査証政策を参照)。
沿革
1993年に民間航空機にも共用されるようになり、1999年3月に国際線ターミナルビルが完成した。2006年には国内線ターミナルビルも完全改築されオープンした。
その後、2012年ロシアAPECの開催に向けて改修工事が行われ[2]、新国際旅客ターミナルも建設された(2009年着工)[3]。
2009年に滑走路07R/25Lは2500mから3500mに拡張された。この工事が終了した後、2020年では07L/25Rが閉鎖されている。
施設
- 空港の1階には、自動両替機、マトリョーシカやロシア帝国時代の貴族の姿を模った人形等が販売されている土産物店の他、カフェ、タクシーカウンター、携帯電話のSIMカードを販売する店などがある。
- 空港の地下には、ビュッフェスタイルのレストランがある。
- 空港の3階には、軽食ができる店や、ジュースや菓子などを販売する売店、郵便局、簡易宿泊施設があり、出国審査を済ませて搭乗口へ進むと、ウォッカや西欧のブランデー、ウイスキー、化粧品を販売する小規模な免税店がある。
就航航空会社と就航都市
国内線
国際線
空港アクセス
鉄道
最寄駅は空港ターミナルAに直結しているアエロポルト・クネヴィッチ駅。ここからウラジオストク駅までアエロエクスプレスが結んでいる。運行本数が1日5往復と少なく発着時刻の変更が頻繁にあるためアエロポルト・クネヴィッチ駅にて確認が必要。
空港のバス乗り場からウラジオストク駅行きの107系統のマルシュルートカ(小型バス=乗合タクシー)が2019年の時点で1日に21本運行している。比較的小型の車両のため乗合タクシーとも呼ばれる。一度に大人数では乗車することができない。その他ナホトカ行き(601系統)、ウスリースク行き(564・609・601・555・552・520系統)、アルセーニエフ行き(520・609系統)、パルチザンスク行き(564系統)、ボリショイ・カーメニ行き(555系統)、スパスク行き(609系統)がある。また空港のあるアルチョーム市の中心部へはシャトルバス(7系統)で行くことができる。
タクシー
空港1階のタクシーカウンターで行先を示して料金を先払いし、乗車するタクシーのナンバーが書かれたチケットを受け取り、空港前で、そのナンバーのタクシーに乗車する。
有料送迎シャトルバス
2015年に空港のあるアルチョーム市にカジノと高級ホテルなどを組み合わせたプリモリエ・エンタテイメントゾーンにTigre De Cristalが開業し、空港との間に有料送迎シャトルバスの運行をっている。
脚注
外部リンク
空港情報 (ICAO:UHWW · IATA:VVO) |
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