ウォーレスクマタカ
ウォーレスクマタカ(Spizaetus nanus)は、タカ目タカ科クマタカ属に分類される鳥類。 分布インドネシア(スマトラ島、ボルネオ島)、タイ、ブルネイ、マレーシア、ミャンマー 形態全長45-58cm。体重0.5-0.6kgとクマタカ属最小種。種小名nanusは「小さい」の意。頭頂の羽毛が伸長(冠羽)する。上面や翼、尾羽は濃褐色、下面は淡褐色の羽毛で覆われる。嘴の基部から頸部へ向かう斑紋(顎線)は黒い。喉は白い。胸部には濃褐色の縦縞、腹部や尾羽基部の下面(下尾筒)、人間でいう足の甲(ふ蹠)を覆う羽毛には濃褐色の横縞が入る。 虹彩は黄色。嘴の色彩は黒い。後肢の色彩は黄色。 生態標高1000m以下の熱帯雨林に生息する。 繁殖形態は卵生。30m以上の高木の樹上に巣を作る。 人間との関係和名や英名は本種を記載したAlfred Russel Wallaceに由来する。 開発による生息地の破壊などにより生息数は減少している。 関連項目参考文献外部リンク
|