ウォータールー・ロード (香港)
ウォータールー・ロード(Waterloo Road、窩打老道)は、香港九龍を東西方向に貫く主要街路のひとつ[1]。油麻地から九龍塘まで延びている。 位置この道路は、ライチョン・ロード(Lai Cheung Road、麗翔道)とフェリー・ストリート(Ferry Street、渡船街)との交差点の西側を起点とし、ネイザンロード(Nathan Road、彌敦道)を過ぎる地点まで東へ進む[1]。次いで、北東=南西方向に油麻地の東部から旺角を通り、プリンセス・マーガレット・ロード(Princess Margaret Road、公主道)との交差点に達する。そこから再度折れて、九龍塘を北方へ進み、獅子山トンネル(Lion Rock Tunnel、獅子山隧道)に至る。 歴史ウォータールー・ロードは、ワーテルローの戦いに因んで命名された[2]。この道が通されたのは、20世紀初めのことであった[1]。 ウォータールー・ロードは、段階的に建設されたため、いち早く19世紀末には、広華医院近くの道が既に落成しており、その後20世紀初めに油麻地のフェリー・ストリート一帯まで延長された。1922年には、九龍塘の発展のため、ウォータールー・ロードは九龍塘のコーンウォール・ストリート(歌和老街)付近まで、延長された[3][4]。1961年には、龍翔道の開通により、北方へ延長されて現在の位置となった。 沿道広華医院、九龍華仁書院、瑪利諾修院学校、真光女書院は、いずれも油麻地のウォータールー・ロードに面した位置にある[1]。果物の卸売市場である油麻地果欄と、劇場である油麻地戯院は、油麻地のリクラメーション・ストリート(新填地街)との交差点に面している。ユニバーサル・モデルズ(Universal Models Limited、ドラゴンモデルズの親会社)も、この道に面した旺角の一角にある。 文学ウォータールー・ロードは、ポール・セローの『九龍塘の恋 (Kowloon Tong: A Novel of Hong Kong)』でも言及されている[5]。 脚注
関連項目外部リンク
|