ウィル・クロウ
ウィリアム・チャンドラー・クロウ(William Chandler Crowe, 1994年9月9日 - )は、アメリカ合衆国テネシー州キングストン出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。 経歴プロ入り前2013年のMLBドラフト31巡目(全体921位)でクリーブランド・インディアンスから指名されたが、契約せずにサウスカロライナ大学へ進学した。 2016年はMLBドラフト21巡目(全体632位)で再びインディアンスから指名されたが、この時も契約しなかった。 プロ入りとナショナルズ時代2017年のMLBドラフト2巡目(全体65位)でワシントン・ナショナルズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ナショナルズでプロデビュー。A-級オーバーン・ダブルデイズでもプレーし、2球団合計で9試合に先発登板して防御率2.96、17奪三振を記録した。 2018年はA-級オーバーン、A+級ポトマック・ナショナルズ、AA級ハリスバーグ・セネターズでプレーし、3球団合計で22試合(先発21試合)に登板して11勝5敗、防御率3.40、94奪三振を記録した。 2019年はAA級ハリスバーグとAAA級フレズノ・グリズリーズでプレーし、2球団合計で26試合に先発登板して7勝10敗、防御率4.70、130奪三振を記録した。 2020年8月22日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[2]。メジャーデビューとなった同日のマイアミ・マーリンズ戦では先発して3.2回で4失点を喫し、敗戦投手となった[3]。この年はメジャーで3試合に先発登板して0勝2敗、防御率11.88、8奪三振を記録した。 パイレーツ時代2020年12月24日にジョシュ・ベルとのトレードで、エディ・イェーンと共にピッツバーグ・パイレーツへ移籍した[4]。 2021年は先発ローテーション入りを果たし、26試合(先発25試合)に登板。メジャー初勝利を含む4勝(8敗)、防御率5.48を記録した。 2022年はリリーフに転向。終盤に息切れしたものの堅実な投球を見せ[5]、60試合に登板して6勝10敗4セーブ16ホールド、防御率4.38という成績を残した。 2023年は開幕からリリーフとして5試合に登板したが、4月28日に右肩の違和感で負傷者リスト入り[6]。7月2日にマイナーで復帰を果たしたが、7月19日にDFAとなり[7]、7月25日にマイナー契約を結び直してチームに残留した[6]。その後はシーズン終了までメジャーに復帰することはなく、オフの11月16日に自由契約となった[6]。 起亜時代2024年1月7日、韓国プロ野球の起亜タイガースと契約した[8]。 しかし、5月8日、ブルペンでのピッチング中に右肘の痛みを訴えその後登板せず、8月5日、ウェーバー公示され、8月12日、自由契約選手となった[9]。 投球スタイル最速96.6mph[10](約155.5km/h)の速球にスライダーやチェンジアップを交える。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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