ウァロ・アタキヌス
プブリウス・テレンティウス・ウァッロ・アタキヌス(ラテン語: Publius Terentius Varro Atacinus, 紀元前82年 – 紀元前35年頃)は、古代ローマ黄金期の詩人。 同時代人のマルクス・テレンティウス・ウァッロ(Varro Reatinus)とはよく混同される。 生涯ウァッロは、ローマの属州ガリア・ナルボネンシスに生まれた。そこはガリア地方の南部にあたり、首都ナルボンヌのあったところである。アタクス川(現オード川)に面していて、アタキヌスというコグノーメンはそこが生まれ故郷であることを示している。 作品現存するウァッロの作品は断片のみである。
ウァッロの断片では、『The Tombs of the Great(名士の墓)』というエピグラム(警句)がよく知られている。本当にウァッロの作品かどうかはおくとして、それは俳句に似て、簡明かつ懐疑的なローマ時代の特徴を持っている。
((奴隷から自由民になった)リキヌスが眠る大理石の墓にて。それでもカトーにとっては、存在しない者。/ポンペイウスにとっては、取るに足らない者。何故? 我々は神々だと思うのか?) 参考文献
|